県議会開会日の提案説明
平成15年2月県議会定例会知事提案説明要旨

 <静岡空港>

 静岡空港につきましては、本体造成工事は、3月末までに約35パーセント、平成14年度2月補正予算分と平成15年度当初予算分を合わせますと、来年度末には約57パーセントの盛土工事が完了する見通しであり、また3月18日には、島田市と榛原町を結ぶ空港横断トンネルも開通するなど、空港建設工事は着実に進捗しているところであります。

 空港用地につきましては、これまでに本体部の98パーセント、周囲部を含めた全体では91.1パーセントの事業用地を取得したところであります。今後、来年度の事業再評価に向け、残る事業用地の円満取得に最大限の努力を傾注してまいりたいと考えております。

 <港湾の整備>

 次に、港湾の整備についてであります。

 コンテナ貨物の増大と船舶の大型化に対応するため、清水港の新興津地区で整備を進めております国際海上コンテナターミナルの水深15メートル岸壁1バースが、本年6月を目途に供用を開始できる見込みになりました。

 これにより、大型コンテナ船が喫水制限なしで接岸可能となり、清水港の国際競争力の向上が図られるものと期待しております。

 <沼津駅付近鉄道高架事業>

 次に、沼津駅付近鉄道高架事業についてであります。

 本事業は、平成12年に公共事業の見直しにより、国庫補助が中止となりましたが、このたび、国及び鉄道業者との調整がつき、国の平成15年度予算案において連続立体交差事業の新規箇所として採択されました。

 今後は、関係機関等との調整を進め、早期に事業が着手できますよう努めてまいります。


県議会開会日の提案説明 トップへ