県議会開会日の提案説明
平成13年2月県議会定例会知事提案説明要旨

<NEW!!わかふじ国体>

 次に、平成15年開催の「NEW!!わかふじ国体」につきましては、現在、式典総合基本計画や宿泊・輸送計画の策定などの準備を進めており、今後は、ボランティアとして活動する国体サポーターの募集をはじめ、国体募金や企業協賛をお願いするなど、国体の開催を県民の皆様に広く周知し、気運を盛り上げてまいりますとともに、「全国障害者スポーツ大会」の開催準備を含めて、その執行体制を強化するため、生活・文化部に「国体局」を設置いたします。また、競技力向上対策事業の充実を図るとともに、県立水泳場等の競技施設や用具の整備など、市町村や競技団体と連携して準備に万全を期してまいります。

<小笠山総合運動公園>

 ワールドカップサッカーや国体のメイン会場となる「小笠山総合運動公園」につきましては、「静岡スタジアム エコパ」などの整備が3月末にはおおむね完了することから、一部施設を除き、5月10日に開園することといたしました。開園後は、恵まれた自然環境の中、スポーツ振興、余暇活動の充実、健康づくりなど、県民の生涯スポーツの拠点として、様々な人々が集い、出会いとふれあいの新たな交流の場となるよう、創意工夫を凝らしてまいりたいと考えております。

<しずおか国際園芸博覧会パシフィックフローラ2004>

 次に、「しずおか国際園芸博覧会パシフィックフローラ2004」についてであります。

 これまで、県民総参加の博覧会を目指した県内の花と緑の関連施設とのネットワークづくりや、昨年の「淡路花博」への出展などにより積極的にPRを展開してまいりました。引き続き、多くの方々の参加による賑いのある博覧会の実現に向けて、AIPH(国際園芸家協会)と連携した国際的な参加要請活動を実施するほか、企業や自治体など多様な組織に対しての出展勧奨を、積極的に展開してまいることとしております。さらに、会場となります浜名湖ガーデンパークの整備につきましては、ユニバーサルデザインを取り入れるなど、多くの来場者が快適に過ごすことのできる空間づくりを進めることとしております。

<香り高い文化の創出(Shizuoka 春の芸術祭ほか)>

 次に、香り高い文化の創出についてであります。

 舞台芸術につきましては、本年4月下旬から約2ヶ月間、「Shizuoka 春の芸術祭」を開催するとともに、4月からモスクワで開催される第3回シアター・オリンピックスにSPACが招聘を受けて6月に公演を行うなど、舞台芸術を通して本県の魅力を国内外に発信してまいります。また、県内各地域の文化団体の活動を盛り上げるため、地域文化振興の支援にも積極的に取り組んでまいります。

 「国際オペラコンクール in SHIZUOKA」につきましては、第3回コンクールの開催に向けて、参加者募集、プレ・イベント開催などの準備を進めてまいりますとともに、「伊豆文学フェスティバル」につきましては、日本の優れた文学を英語又はドイツ語に翻訳する「第3回しずおか翻訳コンクール」を開催してまいります。

<魅力ある地域づくりの推進>

 次に、魅力ある地域づくりの推進についてであります。

 市町村がそれぞれの地域の実情に応じ、独自の創意工夫による事業を積極的に展開することを促進するため、総合補助金として「魅力ある地域づくり総合支援事業」を創設し、市町村と県とが手を携え、21世紀にふさわしい先進的で魅力ある地域づくりを推進してまいりたいと考えております。


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