県議会開会日の提案説明
平成13年2月県議会定例会知事提案説明要旨

<伊豆新世紀創造祭後の取組>

 次に、伊豆新世紀創造祭後の取組についてでありますが、創造祭では、多彩なイベントを通じて伊豆全域に賑わいをもたらすとともに、地域の新たな魅力づくりに挑戦する様々な試みが行われたところであり、今後は、創造祭で芽生えた新しい取組を確実に定着させるため、21世紀にふさわしい伊豆の魅力づくりへの取組に対して、引き続き、積極的な支援を行ってまいりたいと考えております。

<地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)>

 さらに、全国の地域伝統芸能等を一堂に集めた「地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)」を本年10月、グランシップにおいて開催し、県内各地に受け継がれてきた祭りや伝統芸能を通じて本県の魅力を全国にアピールしてまいります。

<静岡空港>

 次に、総合交通体系の整備についてであります。

 静岡空港につきましては、これまでに本体部の95.5パーセント、周囲部等を含めた全体では87.2パーセントを超える事業用地を取得したところであり、残る事業用地につきましても、年度内の円満な取得に向けて、目下全力を挙げて取り組んでいるところであります。本体造成工事につきましては、年度末までに全体の約16パーセントに当たる440万立方メートルの盛土工事が完了するほか、治水対策やアクセス道路の整備なども順調に進捗しております。

 また、我が国の各界を代表される方々に御参集をいただき、静岡空港の有効活用等に向けた提言をいただくとともに、県内はもとより、全国に向けて広く情報発信をするため、「大交流時代を拓く静岡空港フォーラム―静岡の空と魅力づくりを考える―」を去る2月21日に開催いたしました。

 今後とも、県議会をはじめ、県民の皆様の御理解と御支援をいただきながら、空港整備の着実な推進に努めてまいります。

<道路整備(第二東名自動車道ほか)>

 次に、道路整備についてであります。

 第二東名自動車道の御殿場ジャンクション以西につきましては、用地取得率が80パーセントを超え、建設工事もトンネルや橋梁工事に加えて、インターチェンジ、サービスエリアの土工事も着手されております。この3月下旬には都田川橋が第二東名自動車道の本線橋梁工事としては県内で最初に完了し、完成式が予定されるなど、各地で鋭意事業が進められております。

 中部横断自動車道、三遠南信自動車道、伊豆縦貫自動車道につきましても、日本道路公団、国土交通省により着実に事業が進められており、今後とも一層の整備促進が図られますよう、国をはじめ関係機関に強く働きかけるとともに、関連する道路等の整備に努めてまいります。

<太田川ダム>

 太田川ダムにつきましては、利水者であります関係市町から受水減量の申し入れを受け、建設計画の見直しを進めているところであり、県事業評価監視委員会や河川審議会での審議結果などを踏まえ、県としての考えを取りまとめてまいりたいと考えております。


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