県議会開会日の提案説明
平成15年2月県議会定例会知事提案説明要旨

 <障害者福祉対策>

 次に、障害のある人の自立と社会参加を目指す施策におきましては、この4月から「措置制度」が改められ、「支援費制度」が始まります。

 県といたしましては、あと1月半後に迫った新たな利用契約制度への円滑な移行を図るため、これまでにサービスを提供する指定事業者の確保に努めるとともに、市町村に対して必要な助言・支援を行ってきたところであり、円滑な施行に万全を期してまいります。

 また、障害者プランにつきましては、現在、県民の皆様からの幅広い御意見を踏まえ策定作業を進めております。措置制度から支援費制度への移行や入所施設から地域生活を重視する志向の高まりなど、利用者のニーズの変化を的確に捉え、アンケートによる調査結果や国プランとの調整を図りながら、数値目標の設定に取り組んでおります。

 今後、県障害者施策推進協議会等の意見を聞きながら、3月中に「次期障害者プラン」を策定してまいります。

 また、重症心身障害児者施策の一環として、こども病院敷地内において社会福祉法人小羊学園を設置運営主体とする重症心身障害児施設を平成17年度中に開設するよう準備を進めてまいります。

 <男女共同参画の推進>

 次に、誰もがいきいきと活躍できる男女共同参画の推進についてであります。

 今年度、男女共同参画推進条例に基づく新たな男女共同参画基本計画“ハーモニックしずおか2010”を男女共同参画会議や県民の皆様の御意見を伺いながら策定いたしました。

 平成15年度は、しずおか男女共同参画推進会議を設け、市町村や県民の皆様との連携、協働の下に、男女共同参画社会の実現に取り組んでまいります。

 なお、「県女性総合センター」の名称を、男女共同参画の推進拠点としての「県男女共同参画センター」に改めることといたしました。


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