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ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 令和4年6月県議会定例会知事提案説明要旨 > 令和4年6月県議会定例会知事提案説明要旨2-3

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更新日:令和4年8月8日

県議会開会日の提案説明

令和4年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の喫緊の課題への対応】
(3)熱海市伊豆山地区における土石流災害への対応

 

次に、熱海市伊豆山地区における土石流災害への対応についてであります。

土石流災害の発生から、来月3日で1年を迎えます。改めて、犠牲となられました方々の御冥福を、心よりお祈り申し上げます。また、被害に遭われました皆様に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。

 

行政対応の改善につきましては、先月13日の「逢初川土石流災害に係る行政対応検証委員会」の最終報告を真摯に受け止め、徹底的に対策を講じてまいります。

具体的には、来月1日の「静岡県盛土等の規制に関する条例」の施行にあわせて、広く県民からの通報を受け付け、指導や監視に活かすため、県盛土対策課に「盛り土110番」を開設いたします。また、県関係部局や出先機関、市町などとの情報共有や、効果的な監視・指導を可能とするため、盛土に関する情報を一元的に管理する新たなシステムを構築いたします。

さらに、違法な盛土など、法令に基づく命令や代執行等が必要になる困難事案に対して、適正かつ速やかに対応するため、経営管理部に設置した支援チームが、現場担当職員等に助言や指導などを行い、解決につなげてまいります。

引き続き、組織体制の見直しや、市町等との連携強化などにより、行政対応の改善を着実に進めてまいります。また、新条例と、先月20日に成立した「宅地造成及び特定盛土等規制法」の双方を効果的に活用し、盛土対策にしっかりと取り組んでまいります。

 

今回の災害に関する損害賠償請求訴訟につきましては、先月23日、原告から県に対し、訴訟への補助参加を求める要請がされております。また25日には、被告から県への訴訟告知書が到達いたしました。県といたしましては、この訴訟の動向を注視しつつ、御遺族や被害者の皆様のお気持ちに寄り添いながら、御遺族や被害者の皆様の立場に立って、最も良い方法で協力をしてまいります。

 

逢初川源頭部付近で、崩落せずに現地に残っている土砂につきましては、雨期前までの応急対応として、今月2日までに排水対策等を完了いたしました。また、抜本的な解決に向け、5月31日、熱海市が旧土地所有者に対し、土砂の撤去等を命令したところであります。新条例の施行も見据えながら、対策に万全を期してまいります。

 

逢初川の復旧に向けましては、国が、既に上流部の砂防堰堤新設工事に着手しておりますが、県といたしましても、下流部の河川整備計画を速やかに策定し、河川の改修工事を着実に進めてまいります。

なお、土石流の発生原因につきましては、現在、県が工学的見地に基づく解析を進めております。今月29日に開催する「逢初川土石流の発生原因調査検証委員会」での検証を経て最終報告を公表し、今後の防災対策に活かしてまいります。

引き続き、国や熱海市など、関係者と連携し、土石流災害の再発防止と逢初川流域の安全度の向上に、全力で取り組んでまいります。

 


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