静岡県教育委員会

“ふじのくに”の未来を担う「有徳の人」づくり

「静岡県SDGsスクールアワード2023」審査結果発表!

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1046580  更新日 2024年3月6日

印刷大きな文字で印刷

学校教育カテゴリ

カラーバー

写真:表彰式集合写真
表彰式集合写真

 「静岡県SDGsスクールアワード2023」は、静岡県の子どもたちが持続可能な社会の創り手となり、県内にSDGsの理念を広く根付かせることができるよう、学校における児童・生徒のSDGs達成に向けた取組動画(90秒)を募集し、優れた取組を表彰するものです。本年度は147チームからの応募がありました。
 令和6年2月9日(金曜)には静岡市葵区の札の辻クロスホールにて表彰式を開催し、県教育長賞、優秀賞、協賛企業賞を授与。また、昨年度受賞校の現在の取組や、企業との連携についても紹介しました。
 また、表彰式後には受賞校、協賛企業、審査委員が自由に交流し、歓談を楽しみました。

写真:インタビューに答える受賞者(小学校の部)
【インタビューに答える受賞者(小学校の部)】
受賞校と協賛企業で記念撮影
【受賞校と協賛企業で記念撮影】
受賞校と審査委員で歓談
【受賞校と審査委員で歓談】

 本アワードの審査に御協力いただきました審査委員の皆様、多大な御支援をいただきました「はごろも教育研究奨励会」様、企業賞を授与していただきました協賛企業の皆様のおかげをもちまして当アワードを開催することができましたこと、心より感謝申し上げます。

静岡県SDGsスクールアワード2023 審査委員会

審査委員一覧
(審査委員長)  
静岡県教育委員会教育長 池上 重弘
(審査委員)  
静岡県政策推進局長

平塚 晴利

県校長協会

鈴木 美和子

県校長協会

沼里 智彦

静岡大学教育学部教授 田宮 縁
はごろもフーズ株式会社専務取締役企画本部長

川隅 義之

NPOサプライズ代表 飯倉 清太

静岡文化芸術大学

Abas Mallie

静岡県SDGsスクールアワード2023 協賛企業 様

(五十音順・敬称略)

  • ELFIE GREEN株式会社
  • あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
  • イオンリテール株式会社 東海カンパニー
  • 株式会社エスパルス
  • 株式会社杏林堂薬局
  • 株式会社静岡銀行
  • 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
  • 株式会社天神屋
  • 株式会社日本政策金融公庫静岡支店
  • 株式会社 ローソン
  • 静岡県JAグループ
  • 静岡ブルーレヴズ株式会社
  • ジヤトコ株式会社
  • 損害保険ジャパン株式会社
  • 第一生命保険株式会社
  • 東京海上日動火災保険株式会社 静岡支店
  • 日本生命保険相互会社
  • 浜松光電株式会社
  • マックスバリュ東海株式会社
  • 三井住友海上火災保険株式会社
  • 明治安田生命保険相互会社
  • 米久株式会社
  • リコージャパン株式会社 デジタルサービス営業本部 静岡支社

受賞チームの取組

カラーバー

受賞校の取組動画を配信していますので、ぜひ御視聴ください。

小学校の部

⑴ 県教育長賞

牧之原市菊川市学校組合立牧之原小学校 4年生
「牧小4年のSDGs~知って考えやってみる~」

【取組】 SDGsの項目を知ることから4月スタートし、どの項目に対して協力ができそうかをまず考えた。またそこから、自分たちの生活でどんなことができそうかを話し合ってきた。市役所の環境課、長寿介護課、県庁産業廃棄物課など多くの外部の方のご指導も受けながら、ゴミの分別の仕方や大切さ、水や電気の節約の仕方や効果、食品ロス問題の学習と実践、世の中に様々な人がいることを学ぶために講座の受講などの多様な活動を行ってきた。それらの実践を周りの人にも知ってもらい「自分にもできそうだ」と思ってもらいたいと考え、今回の動画作りだけでなく全校クイズ大会も計画している。

⑵ 優秀賞

富士宮市立大富士小学校 5年生
「ぼくたちSDGs広め隊」

【取組】 SDGsとはどんなことなのか、市役所の職員から講話を聞いた。児童自身が、生活の中でまだ使えるものを捨てていることに関心を持ち、UNIQLOの「服のチカラ プロジェクト」へ参加し、紹介チラシ作成、各クラスへの呼び掛け、服の回収、成果紹介の動画作成などに取り組んだ。静岡県地球温暖化防止活動推進センターの「アースキッズチャレンジ」での電気の無駄遣いを減らすメーターチェック、富士山世界遺産センターの方から富士山の森林についての講話、富士山のブナ林について実際に現地でガイドの方から説明を受ける等の活動を行った。これらの活動から学んだことをプレゼンにまとめ、保護者や地域に発信したりした。

⑶ 優秀賞

沼津市立原小学校 児童会
「原から未来へ~次の世代の豊かさにつなぐ」

【取組】 原地区の魅力をもっと知ることが大切であると考え、生活科や総合的な学習の時間を見直し、全学年が地域学習を柱にして、地域人材を活用しながら系統的に取り組んだ。1年生は公園、2年生はお店や施設などを訪問し、地域の特色を感じた。3、4年生は、原の宝として、白隠禅師や松蔭寺などの「人やもの」、遺跡や白隠太鼓などの「歴史や伝統」に焦点を当て、地域ボランティアの協力のもと見学したり体感したりして、地域特有の魅力を感じた。5、6年生は、防災や交通安全の視点から、地域に目を向け課題を追求した。また、原地区内の施設に体験に行ったり、様々な職種の方を講師に招いたりして、職業を通して地区コミュニティにも視野を広げた。

⑷ 小学校の部 審査委員コメント

 SDGsに対する皆さんの熱心な取組みを拝見し、とても感心しましたし、皆さんがとても頼もしく見えました。小学生の皆さんがこれから成長され、社会で活躍される頃には、きっと素敵な世界になっているだろうなと感じました。
 「SDGs」って、いろいろな目標があって、難しいなと感じられる方も少なくないと思います。でも、SDGsは皆さんの普段の生活の中にある例えば「無駄な照明はもったいない」など、身近な問題を見つけ、実行することが重要だと思います。
 今回の経験を活かし、「50年、100年、もっと先の未来が今と同じように、自然豊かで安全・安心な暮らしができる世界であるためにどうすれば良いのか?」身近なところから考え行動してみてくださいね。

このページの先頭へ戻る

中学校の部

⑴ 県教育長賞

焼津市立大富中学校 生徒会
「フードパントリーに協力して住みよい街づくりに貢献しよう」

【取組】 焼津市の地域団体「チームオレンジ北堂原」「北堂原壮年会」「TEAMももいろ」が企画した地域発信イベントの「フードパントリー」に生徒会で協力した。全校生徒に放送やチラシで呼びかけを行い、家庭で余っている不要な食品を回収してイベントに提供した。イベント当日は生徒会役員で配布に協力した。

 ⑵ 優秀賞

加藤学園暁秀中学校 中学2年生(1組~3組)
「GDC2023(暁秀デニムコレクション2023)」

【取組】 衣類の無駄なものを棄てず循環させる活動として、廃棄寸前のデニムジーンズをアップサイクルする活動をした。テーマを決め、アップサイクルのファッションショーを実施し、本校ブログや公式アカウントのSNS等を通して「廃棄しないおしゃれなファッションのアイディア事例」を全国に発信するような活動をしている。

⑶ 優秀賞

沼津市立第四中学校 佐野直太朗
「マイクロプラスティックの危険性」

【取組】 調査では、海に流れ着いたゴミが紫外線により劣化し、チップ状になっている2次マイクロプラスチックの採取・分離を行った。実験では、プランターや古い調理器具などのプラスティック製品に実際にどのくらいの時間紫外線を当てているとマイクロプラスチックが発生するかを調べた。また、自分が使っている歯磨き粉を水で溶かし、一次マイクロプラスチックとして粉で取り出し、それらを口に入れたときの様子を調べた。

⑷ 中学校の部 審査委員コメント

 SDGsスクールアワードを受賞された中学校の皆さん、おめでとうございます!審査を通じて、SDGsへの継続的で創造的な取り組みが評価されました。SDGsの異なる側面に焦点を当て、その達成に向けた具体的な成果を上げていることに感銘を受けました。各校の受賞を祝福するとともに、今回の受賞を努力の集大成としてではなく、さらなる成長への一歩として捉えていただければ幸いです。各校の取り組みは今後も、他の学校や地域社会においてリーダーシップを発揮し、SDGsの推進に向けて更なる発展を遂げることでしょう。審査員一同、皆様の情熱と奉仕精神に感謝し、引き続きSDGsの達成に向けての素晴らしい成果を期待しています。おめでとうございます。

このページの先頭へ戻る

高等学校の部

⑴ 県教育長賞

オイスカ浜松国際高等学校 環境SDGsプロジェクト
「自然の魅力を伝えたい 高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」

【取組】 3年前から活動の継続・活性化をねらい、気軽に楽しめるスポーツ・ゲーム形式の取組を導入した。海岸清掃のイメージ改革、普及啓発のため、浜松市「はままつ青春応援隊」認定式の活動発表で、スポーツ・ゲーム形式の「ビーチクリーン」を浜松市ビーチ・マリンスポーツの種目へ提案した。市民部長様より共感いただき、「高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」を発足。観光・シティプロモーション課様よりご提案いただき「浜松市ビーチ・マリンスポーツ推進協議会」に加盟した(R4.12月)現在、4種類の作業種目を開催。総合探求授業の一環で他校から体験や、行政・企業と協働で一般参加者を募り、定期的にイベントを開催している。

⑵ 優秀賞

加藤学園暁秀中学校・高等学校 三島大通り商店街ボランティア
「住み続けられる三島の街を」

【取組】 三島大通り商店街の魅力を市内外に発信するために、ウェブサイトに掲載するブログの執筆、YouTubeでの動画投稿、公式SNSの開設・運営、LINEアカウントによるサービス情報の提供など、さまざまな方法を生徒が自主的に考え行動している。ブログやYouTubeは商店街のお店を直接取材し作成、公式SNSではイベントの告知、LINEアカウントではさらに地元住民に寄り添った情報と、ターゲットをそれぞれに振り分けてより効果的な魅力発信を目指す。活動報告や今後の課題は週一回のミーティングで共有し、三島市外に住むメンバーは実際に商店街の端から端まで歩くフィールドワークを通して店主との交流を図っている。

⑶ 優秀賞

県立静岡農業高等学校 農育プロダクション「いきものがかり」by静岡農業高校
「農業によるSDGs教育を目指して」

【取組】 SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を踏まえ、農業の学びを活かしたオリジナルの教材づくりを行っています。この教材は、小学校の生活科・理科の学習に沿い、かつ、農業高校で学んだ農業のおもしろさや科学性を取り入れています。そして、これらの教材を活用し、静岡科学館や地域イベントなどでワークショップを開催するとともに、地域課題となっている学校放課後児童クラブとの自然体験や交流体験を実践し続けています。また、自分たちが栽培収穫した六条大麦から麦わらストローを加工する教材を開発し、この教材を活用したワークショップの実践を通し、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」を一緒に考える活動に取り組んでいます。

⑷ 高等学校の部 審査委員コメント

 日頃の活動が高く評価され受賞された皆様、おめでとうございます。各学校において「持続可能な社会の実現」を目指したSDGsを軸に「探究的な学習」、教科の枠を超えた「横断的な学習」が展開されていることに敬意を表します。未来の社会を担う生徒(若者)達が地域や社会の課題を認識し、より良い解決策を見い出す活動は今後益々重要になります。そして、その取組には地域社会や大人達を巻き込むことが必要だと考えています。学びの場を学校から地域社会に拡げ、世代を超えて課題を共有し、協働して解決策を探ることで、現代社会を担っている大人達から未来の社会を担う若者達への円滑な接続が可能になると思います。
 受賞された学校の活動は、地域に根ざし、地域の大人達を巻き込み、情報発信を含めて地域に還元(貢献)する素晴らしい取組です。今後は実践事例を共有し、多くの学校で、「社会に開かれた教育課程」、「社会総がかりの教育」の実現が図られることを期待しています。

このページの先頭へ戻る

特別支援学校の部

⑴ 県教育長賞

県立富士特別支援学校 高等部再生事業班
「Qちゃんが地球を救う!」

【取組】 作業学習の製品『Qちゃん(油吸収材)』の特長を知るために、使用済みの食用油の吸収実験を行った。『Qちゃん』の中に入れる古新聞の加工方法の違いで、吸収が一番良い物を作っていることが分かった。また、「作る側の責任」を学ぶためにファミリーマートのSDGs出前講座を受講した。

⑵ 優秀賞

県立静岡北特別支援学校 高等部
「作業学習での取組~人に喜ばれるものへ~」

【取組】 高等部の9つの作業班のうち4つの作業班で廃棄予定物品を生かした製品づくりを行っています。木工班では近隣の学校からいただいた廃棄予定の木製机を使い、麻機地区の特産であるれんこん形のなべしきを作りました。生活エコ班では廃棄予定のベッドシーツをいただき、学校給食の牛乳パックと合わせ油取り用のエコパックを作っています。印刷班では牛乳パックと麻機遊水地にある葦を生かした「ヨシ紙」を様々な製品に活用しています。リサイクル班では近隣の福祉事業所からきくらげ栽培の廃菌床をいただき、給食で出た野菜くずなどを混ぜ堆肥作りをしています。いずれも廃棄予定物品をもとにした「人に喜ばれるもの」作りを目指しています。

⑶ 優秀賞

県立浜松視覚特別支援学校 幼小学部
「ひとがずっと ちきゅうがずっと」

【取組】 校内でポスターを掲示したり、音声でお知らせをしたりすると25枚集まった。プロジェクトの事前授業を受け、子ども達も難民であることに驚き、一人でも多くの難民を救いたいと思った気持ちをもっと伝えようと難民の背景や原因、彼らが直面している困難について学習を深めた。そして「世界のどこかで苦しんでいる難民の人達の未来がより明るく豊かになるように最後まで諦めないでほしい」と難民への想いを込めたスペシャルメッセージを考え、全校集会や学校公開で協力を呼び掛けた。学校公開に来校した方から校外へと広がり、新聞に掲載して頂いたことで更に多くの人の協力を得ることができ、3011着の服を難民に届けることができた。

⑷ 特別支援学校の部 審査委員コメント

 受賞、おめでとうございます。3校とも、身近なことから課題を見つけ、自分たちにできることに取り組んでいます
 県教育長賞の『Qちゃんが地球を救う!』は、油を吸収させる実験を行い、中に入れる古新聞の加工の仕方を工夫し、よりよい製品に改善しました。優良賞の『作業学習での取組~人に喜ばれるものへ~』は、廃棄処分されているものを生かし、人々に喜んでもらえるように工夫しました。『ひとがずっと ちきゅうがずっと』は、身近にあったリサイクルボックスの掲示を見たことをきっかけに、難民へ服をおくるプロジェクトに参加し、様々な人へ広く働き掛けました。
 3校とも、資源を大切にして、地球環境を守りたいという思いが原動力となり、様々なアイデアが生まれています。そして、自分たちの取組を、全校児童生徒、地域住民、地域の施設や企業へ広め、協働しているすばらしい取組です。これからも、自分たちにできる活動を続けていってください。

このページの先頭へ戻る

企業賞

⑴ レタスはエルフィーで賞(ELFIE GREEN 株式会社)

県立静岡農業高等学校 農育プロダクション「いきものがかり」by静岡農業高校
「農業によるSDGs教育を目指して」

【取組】 SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を踏まえ、農業の学びを活かしたオリジナルの教材づくりを行っています。この教材は、小学校の生活科・理科の学習に沿い、かつ、農業高校で学んだ農業のおもしろさや科学性を取り入れています。そして、これらの教材を活用し、静岡科学館や地域イベントなどでワークショップを開催するとともに、地域課題となっている学校放課後児童クラブとの自然体験や交流体験を実践し続けています。また、自分たちが栽培収穫した六条大麦から麦わらストローを加工する教材を開発し、この教材を活用したワークショップの実践を通し、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」を一緒に考える活動に取り組んでいます。

【企業コメント】 レタスはエルフィーで賞の受賞、心よりおめでとうございます。
この賞を授与するに至った背景は2点あります。
1点目は子供たちに農業の魅力を伝えていく中で、学校での知識を深化させる機会に気が付いた点。
2点目は、地域との関わりを築くことで、地域発展に繋がった点。
これらは、弊社の企業理念である地方創生の考え方にも当てはまります。
私達ELFIE GREENは、引き続き農育プロダクション「いきものがかり」の活動を応援しています。

⑵ あいおいニッセイ同和損保CSV×DX賞(あいおいニッセイ同和損害保健株式会社)

城南静岡高等学校 普通科1年
「カーボンニュートラルに向けて私たちができること」

【取組】 家庭でできる取り組みとして、料理でCO2を減らす方法と観葉植物を植える方法を実験、計算をした。実際に地元の食材でカレーを作り、食材の運搬で出るCO2削減を計算した。トラック1台計算で3t79kg削減できることが解かり、味も十分美味しかったので、地産地消はCO2削減に有効であることがわかった。もう1つの取り組みとして、家庭で育て易い観葉植物のCO2吸収量を計算した。さらに静岡市全世帯で1本ずつ植えた場合、静岡市全体のCO2排出量のどの位を吸収できるかを試算したところ、約0.4パーセントの吸収割合であることが解った。カーボンニュートラルを実現するには、CO2の排出を削減する方が効率的であることが解った。

【企業コメント】 当社では企業へのカーボンニュートラルの取組みを支援しており、全社員が「炭素会計アドバイザー資格」を取得することを必須に取組を進めています。城南高校さんの取組は、「実験結果を数値で可視化」する事で、イメージとマインドが先行するカーボンニュートラルについて、吸収量を増やすよりも排出量を削減する方が重要だという事に気づかれたのは、とても素晴らしいものだと思います。是非今後も実験を重ね「いろんな排出量」を見える化して頂き、カーボンニュートラルは身近な所から始められる事を発信していただきたいと思います。

⑶ イオンリテール株式会社 東海カンパニー賞(イオンリテール株式会社 東海カンパニー)

加藤学園暁秀中学校 中学2年生(1組~3組)
「GDC2023(暁秀デニムコレクション2023)」

【取組】 衣類の無駄なものを棄てず循環させる活動として、廃棄寸前のデニムジーンズをアップサイクルする活動をした。テーマを決め、アップサイクルのファッションショーを実施し、本校ブログや公式アカウントのSNS等を通して「廃棄しないおしゃれなファッションのアイディア事例」を全国に発信するような活動をしている。

【企業コメント】地域貢献、地域水産業の活性化を目指すという視点からの漁業者や地元水産業、観光産業が大きな影響を受けている点に着眼した取組は地域の活性化への貢献、また、環境変化による駿河湾の海水温上昇などにより収穫量が減少した「用宗ワカメ」、また静岡県の未利用資源の海藻「アカモク」に着目し、SDGsに即した活動により地域貢献、地域水産業の活性化を目指した研究は評価に値する。

⑷ エスパルス賞(株式会社エスパルス)

県立清水特別支援学校 中学部1・2・3年
「S:しみずD:だいすきG:ごみをなくそうS:作戦パート2」

【取組】 まず、三保の海の現状を知るために海岸清掃に行った。三保の海の現状と、静岡市環境局ごみ減量推進課の方の授業を受け、「ごみをへらそう」を合言葉に、今自分たちにできることを考える必要があると気づいた。(1)サボテンが食べられること(2)まだ使えるものを再利用する。(貝殻ストラップ・ロゴづくり)(3)マイエコバッグを作る。(4)地域の人がどんなSDGsに取り組んでいるか調べることに取り組んだ。

【企業コメント】 株式会社エスパルス代表取締役社長の山室晋也です。静岡県立清水特別支援学校の皆様、この度はエスパルス賞のご受賞、誠におめでとうございます。エスパルスは、クラブハウスや練習場を三保に構えています。三保の海岸清掃をきっかけに、海洋ごみ問題に取り組んだ実践は、『地球にやさしいサッカークラブ。次世代に快適にサッカーのできる環境。』をコンセプトに掲げた、「エスパルス エコチャレンジ」に相通ずるものがあります。今後、ご一緒に社会連携活動ができればと考えています。貴校のますますの飛躍を遂げられますようお祈り申し上げます。

⑸ 株式会社杏林堂薬局賞(株式会社 杏林堂薬局)

オイスカ浜松国際高等学校 環境SDGsプロジェクト
「自然の魅力を伝えたい 高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」

【取組】 3年前から活動の継続・活性化をねらい、気軽に楽しめるスポーツ・ゲーム形式の取組を導入した。海岸清掃のイメージ改革、普及啓発のため、浜松市「はままつ青春応援隊」認定式の活動発表で、スポーツ・ゲーム形式の「ビーチクリーン」を浜松市ビーチ・マリンスポーツの種目へ提案した。市民部長様より共感いただき、「高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」を発足。観光・シティプロモーション課様よりご提案いただき「浜松市ビーチ・マリンスポーツ推進協議会」に加盟した(R4.12月)現在、4種類の作業種目を開催。総合探求授業の一環で他校から体験や、行政・企業と協働で一般参加者を募り、定期的にイベントを開催している。

【企業コメント】 浜松の美しい海岸の魅力を伝えるため、多岐にわたる海岸課題に対して、企業・行政・市民団体を巻き込みながら活動を進めている姿勢や考え方に深く共感いたしました。実際に、スポーツ・ゲーム形式の「ビーチクリーン」、「高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」の発足、「浜松市ビーチ・マリンスポーツ推進協議会」の加盟など、誰もが気軽に楽しく環境保全活動に参加し、啓発を促している取り組みを高く評価いたします。また、弊社主催のビーチクリーンイベントにおいても積極的に参加いただき、誠にありがとうございます。貴校のゲームも参加者から大変好評をいただいておりますので、引き続き、協働賜りますようお願いいたします。

⑹ 株式会社静岡銀行賞(株式会社静岡銀行)

オイスカ浜松国際高等学校 環境SDGsプロジェクト
「自然の魅力を伝えたい 高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」

【取組】 3年前から活動の継続・活性化をねらい、気軽に楽しめるスポーツ・ゲーム形式の取組を導入した。海岸清掃のイメージ改革、普及啓発のため、浜松市「はままつ青春応援隊」認定式の活動発表で、スポーツ・ゲーム形式の「ビーチクリーン」を浜松市ビーチ・マリンスポーツの種目へ提案した。市民部長様より共感いただき、「高校生スポーツビーチクリーン実行委員会」を発足。観光・シティプロモーション課様よりご提案いただき「浜松市ビーチ・マリンスポーツ推進協議会」に加盟した(R4.12月)現在、4種類の作業種目を開催。総合探求授業の一環で他校から体験や、行政・企業と協働で一般参加者を募り、定期的にイベントを開催している。

【企業コメント】 長年にわたって取り組まれてきた海岸環境保全活動について、スポーツやゲームの要素を加えるという、学生ならではのアイデアで、誰でも楽しく参加することができ、かつ健康になれるプログラムに進化させた点が素晴らしいと思います。
 また、主体的に実行委員会を立ち上げ、行政や企業、市民団体とコラボレーションすることで、学内にとどまらず、子どもから大人・高齢者まで、誰もが気軽に楽しみながらSDGs活動を実践できる枠組みを創られていることに、とても感心しました。
 “楽しさ”は、様々な課題を解決するうえで大きな力を発揮します。皆さんが生み出した“楽しさ”の輪が広がり、より良い明日に繋がっていくことをとても楽しみにしています。

⑺ 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン賞(株式会社セブン‐イレブン・ジャパン)

県立静岡北特別支援学校 高等部
「作業学習での取組~人に喜ばれるものへ~」

【取組】 高等部の9つの作業班のうち4つの作業班で廃棄予定物品を生かした製品づくりを行っています。木工班では近隣の学校からいただいた廃棄予定の木製机を使い、麻機地区の特産であるれんこん形のなべしきを作りました。生活エコ班では廃棄予定のベッドシーツをいただき、学校給食の牛乳パックと合わせ油取り用のエコパックを作っています。印刷班では牛乳パックと麻機遊水地にある葦を生かした「ヨシ紙」を様々な製品に活用しています。リサイクル班では近隣の福祉事業所からきくらげ栽培の廃菌床をいただき、給食で出た野菜くずなどを混ぜ堆肥作りをしています。いずれも廃棄予定物品をもとにした「人に喜ばれるもの」作りを目指しています。

【企業コメント】 廃棄予定物品のリサイクルの取り組みはよく見られますが、本取り組みにおいては地域性や環境への配慮を盛り込んだ実用的な製品として制作されている点を高く評価しました。また、「人に喜ばれるもの」を作りながら地域との結びつきを強めていきたいという生徒の皆さんの想いは、弊社の目指す姿とも近しいものがあると感じました。ものづくりから始まり、地域と協働して持続可能な社会を目指す皆さんの取り組みを応援いたします。

⑻ 天神屋賞(株式会社天神屋)

県立焼津中央高等学校 SDGs探究活動
「黒はんぺんで世界一に挑戦!!」

【取組】 私たちは,焼津の自慢になることをやりたいと思い,焼津の特産品である黒はんぺんを使ってギネス世界記録に挑戦しようと考えました。日本全国で製造販売されている黒はんぺんのほとんどが静岡県産で,しかもその80%以上が焼津で生産されています。複数の素材が練りこまれる黒はんぺんの製造工程は,まさに今,いろいろな方々が焼津に訪れ地域を活性化しようとしている状況ととても似ています。未来の新しい焼津に向けて,私たち高校生が中心となって,世界一大きな黒はんぺんの製作から消費,ギネス登録までを計画し,それを地域の方や関わった全国の方々と交流しながら一緒に行い,より地域に関心を持つ人を増やそうと考えました。

【企業コメント】 地元特産品である“黒はんぺん”を活用して、焼津市の地域の活性化を図ろうと考えられた課題意識に敬意を表します。そして、ギネス世界記録に挑み、多くの課題を解決しながら、最終的に成果につなげられた。大変素晴らしいことだと思います。
 食を通じて地域に貢献させていただけるよう弊社も日々取り組ませていただいております。みなさんの思いに共感し、天神屋賞として選抜させていただきました。これからもみなさんの思いを共有させていただきながら、取り組んでいければと考えています。

⑼ 日本政策金融公庫賞(株式会社 日本政策金融公庫 静岡支店)

加藤学園暁秀中学校 中学2年生(1組~3組)
「GDC2023(暁秀デニムコレクション2023)」

【取組】 衣類の無駄なものを棄てず循環させる活動として、廃棄寸前のデニムジーンズをアップサイクルする活動をした。テーマを決め、アップサイクルのファッションショーを実施し、本校ブログや公式アカウントのSNS等を通して「廃棄しないおしゃれなファッションのアイディア事例」を全国に発信するような活動をしている。

【企業コメント】 普段、何気なく身につけているファストファッションの裏面に着目し、専門家である事業者と連携して取組んだこと、デニムジーンズのアップサイクルに留まらず、ファッションショーやSNS等での情報発信等の普及活動まで一貫した取組であることが評価されます。この取組が、皆さんの情報発信によって他の地域に波及すること、並びに事業者の技術・ノウハウと中学生の豊かな創造力が融合され地域経済の活性化に繋がることを期待しています。

⑽ 株式会社 ローソン賞(株式会社 ローソン)

牧之原市菊川市学校組合立牧之原小学校 4年生
「牧小4年のSDGs~知って考えやってみる~」

【取組】 SDGsの項目を知ることから4月スタートし、どの項目に対して協力ができそうかをまず考えた。またそこから、自分たちの生活でどんなことができそうかを話し合ってきた。市役所の環境課、長寿介護課、県庁産業廃棄物課など多くの外部の方のご指導も受けながら、ゴミの分別の仕方や大切さ、水や電気の節約の仕方や効果、食品ロス問題の学習と実践、世の中に様々な人がいることを学ぶために講座の受講などの多様な活動を行ってきた。それらの実践を周りの人にも知ってもらい「自分にもできそうだ」と思ってもらいたいと考え、今回の動画作りだけでなく全校クイズ大会も計画している。

【企業コメント】 みなさんが身近で日々おこる色々な問題を自分自身の事としてとらえ、みんなで調べて自分たちで問題点を考え、そのうえで目標を立て課題解決に取り組む姿が非常に素晴らしく感動しました。
 今回取り組まれた課題のいずれもが弊社としても解決が必要です。その問題にみなさんのチャレンジしようとする姿勢が、わたくしたちの理念である“みんなと暮らすマチ”の人達の幸せにつながっていくと考え、今回の表彰としました。

⑾ 静岡県JAグループ賞(JA静岡中央会)

県立静岡北特別支援学校 高等部
「作業学習での取組~人に喜ばれるものへ~」

【取組】 高等部の9つの作業班のうち4つの作業班で廃棄予定物品を生かした製品づくりを行っています。木工班では近隣の学校からいただいた廃棄予定の木製机を使い、麻機地区の特産であるれんこん形のなべしきを作りました。生活エコ班では廃棄予定のベッドシーツをいただき、学校給食の牛乳パックと合わせ油取り用のエコパックを作っています。印刷班では牛乳パックと麻機遊水地にある葦を生かした「ヨシ紙」を様々な製品に活用しています。リサイクル班では近隣の福祉事業所からきくらげ栽培の廃菌床をいただき、給食で出た野菜くずなどを混ぜ堆肥作りをしています。いずれも廃棄予定物品をもとにした「人に喜ばれるもの」作りを目指しています。

【企業コメント】 この度は、企業賞の受賞おめでとうございます。
 廃棄される机を使用して麻機地区の特産物であるれんこんの形のなべしきを製作したり、麻機遊水池の葦を使ったヨシ紙作りに取り組んだりと、資源の再利用・ごみ削減を通じて、生徒の皆さんが地域の農業と自然環境への理解を深めている様子がうかがえました。
 また、きくらげの廃菌床を使った堆肥作りは、循環型農業を実現する素晴らしい取組みです。
 これらの取組みは、JAグループの理念にある「地域農業の振興」「安心して暮らせる豊かな地域社会づくり」につながるものだと感じ、企業賞に選定いたしました。
 生徒の皆さんのますますのご活躍を心から祈念しております。

⑿ 静岡ブルーレヴズ賞(静岡ブルーレヴズ株式会社)

浜松開誠館中学校・高等学校 SDGs部
「開誠館のSDGs活動」

【取組】 課題を克服するために、まずは「気候マーチ」を実施しました。大人たちへの理解が進んでいないのなら、まずは自分たちの住む町から変えていこうと考え、実行しました。その中で、多くのメディア等に取り上げていただき、活動の認知は広まりましたが、未だ十分だとは感じませんでした。そこで、大人への広報活動は続けつつ、次は未来を生きる子どもたちに、気候問題の現状とこれから何に取り組んで行くべきか、一緒に考える活動を開始しました。これからの社会を担っていくのは今の子どもたちの世代なので、地球の未来を考えた際に必要な選択だと考え、このような活動を続けています。

【企業コメント】 SDGsの取り組みの第一歩として、まず自分たちが「気候マーチ」というかたちで行動に移したことが評価できます。
 さらには、より多くの人を巻き込み、継続性を持った活動をしていることは、まさにSDGsの目標達成に向けて大事な点です。
 浜松市から静岡県さらには全国に皆さんの取り組みを知ってもらい、活動の輪を広げてもらえればと思います。
 静岡ブルーレヴズも静岡県をホストエリアとして活動するプロラグビークラブとして、今後一緒の取り組む機会があれば嬉しく思います。

⒀ ジヤトコ株式会社賞(ジヤトコ株式会社)

沼津市立第四中学校 佐野直太朗
「マイクロプラスティックの危険性」

【取組】 調査では、海に流れ着いたゴミが紫外線により劣化し、チップ状になっている2次マイクロプラスチックの採取・分離を行った。実験では、プランターや古い調理器具などのプラスティック製品に実際にどのくらいの時間紫外線を当てているとマイクロプラスチックが発生するかを調べた。また、自分が使っている歯磨き粉を水で溶かし、一次マイクロプラスチックとして粉で取り出し、それらを口に入れたときの様子を調べた。

【企業コメント】 地球の約7割を占める海の課題は多く、その中でも人間と海中生物が知らずに口にしてしまっている可能性があるマイクロプラスチックに注目し、現状把握から2次マイクロプラスチックの採取・分離、歯磨き粉を水で溶かすなどの実験まで実施されたことが素晴らしいです。
また、マイクロプラスチックは歯磨き粉や化粧品など多くの日用品に使われています。佐野さんの提案として、商品にマイクロプラスチック入りであるか否かの表示を義務化することまで伝えられたことも良かったと思います。
 これからも海の豊かさを守る活動を続けてほしいです。

⒁ 損保ジャパン賞(損害保険ジャパン株式会社)

牧之原市菊川市学校組合立牧之原小学校 4年生
「牧小4年のSDGs~知って考えやってみる~」

【取組】 SDGsの項目を知ることから4月スタートし、どの項目に対して協力ができそうかをまず考えた。またそこから、自分たちの生活でどんなことができそうかを話し合ってきた。市役所の環境課、長寿介護課、県庁産業廃棄物課など多くの外部の方のご指導も受けながら、ゴミの分別の仕方や大切さ、水や電気の節約の仕方や効果、食品ロス問題の学習と実践、世の中に様々な人がいることを学ぶために講座の受講などの多様な活動を行ってきた。それらの実践を周りの人にも知ってもらい「自分にもできそうだ」と思ってもらいたいと考え、今回の動画作りだけでなく全校クイズ大会も計画している。

【企業コメント】 節電・節水・食品ロス削減などの多くの課題に対して、自分たちの日常で出来ることを継続して行うことで大きい成果を生み出している点が素晴らしいです。
 特に、認知症サポーター養成講座を受講したあと、「一番近くにいるクラスのみんなに対して、言葉遣いに気を付けて、大事にしたい」との思いをもった点に感動しました。周りの人を大切に思いやる気持ちも、多くの人に広がっていくといいですね。

⒂ 第一生命保険株式会社賞(第一生命保険株式会社)

沼津市立第四中学校 佐野直太朗
「マイクロプラスティックの危険性」

【取組】 調査では、海に流れ着いたゴミが紫外線により劣化し、チップ状になっている2次マイクロプラスチックの採取・分離を行った。実験では、プランターや古い調理器具などのプラスティック製品に実際にどのくらいの時間紫外線を当てているとマイクロプラスチックが発生するかを調べた。また、自分が使っている歯磨き粉を水で溶かし、一次マイクロプラスチックとして粉で取り出し、それらを口に入れたときの様子を調べた。

【企業コメント】 マイクロプラスチックが「どういった過程で発生しているのか」「どういった製品に含まれてるのか」といったことだけでなく、実際に身の回りにあるものから取り出したり紫外線に当ててマイクロプラスチックができる過程を実験したりした上で、自分たちの体にどういった影響があるのかということについても考えた点が素晴らしいと思いました。マイクロプラスチックは海洋環境を悪化させる要因となっており、弊社でもSDGs14「海の豊かさを守ろう」の達成に向けて海洋環境への投融資・技術支援を行っているため、企業理念とも合致する本取組を企業賞とさせていただきました。

⒃ 東京海上日動SDGs賞(東京海上日動火災保険株式会社)

県立沼津特別支援学校 高等部生徒会
「ポイステバスターズ」

【取組】 SDGsの目標である「11 住み続けられるまちづくりを」として、道に落ちているゴミをなくすことが、ポイ捨てを減らすことにもつながるのではないかと考えて、学校周辺のゴミ拾いから始めようと生徒会役員の話合いで決めました。当初は市のクリーン週間の期間に行う予定でしたが、雨天で延期になってしまい、令和5年11月27日に第一回の活動に取り組みました。名称を「ポイステバスターズ」と決め、生徒会役員を中心に高等部生徒有志がグループに分かれて地域のゴミ拾いを行いました。

【企業コメント】 SDGsの目標「11住み続けられるまちづくりを」の達成に向け、道に落ちているゴミをなくすことが、ポイ捨てを減らすことにつながるのではというお考えから、生徒会役員が中心となり有志の方と学校周辺のゴミを拾うという、まずできるところから活動をはじめられたところが、大変素晴らしいと思います。
 また、「ポイステバスターズ」とキャッチーな名前を付けられることで、参加者も前向きな気持ちで取り組んでいる様子が目に浮かびます。
 ポイ捨ては中々なくならないという気づきから、今後もポイステバスターズの取り組みを続けていただくことを期待し、東京海上日動賞とさせていただきます。これからも頑張ってください!

⒄ 日本生命保険相互会社賞(日本生命保険相互会社)

県立駿河総合高等学校 有志団体US
「高校生が繋げる支援の輪~レモネードスタンド活動~」

【取組】 問題点を解決すべく、USは浜松の企業である春華堂と浜松南高校 家庭部とコラボをして、「レモネードスタンド活動」を行った。今回は4月開催のさくらまつりに合わせて、桜をモチーフにしたピンクレモネードを販売した。商品開発からPRステッカー、当日の広報活動なども高校生が主体となって活動を進めた。土日の8日間のみの販売だったが、合計で379杯のドリンクを販売した。1日に約60杯を販売し、売り上げ金額は20万以上となり大成功の取り組みとなった。実際、4社がこの取り組みを新聞やネットで取り上げてくださり、小児がんの子供たちへ微力ながら力になることができたと感じている。

【企業コメント】 取組課題として小児がんに着目し、課題解決に向けて販売商品開発や事前PR・当日の広報活動等において様々な工夫をしたこと、また、近隣企業や他の高校と連携して活動の幅を拡げて、売り上げ増を実現し、新聞等の媒体にも取り上げていただいて課題発信ができたことは大きな取組成果だと思います。
 今回の経験を活かし、これからも「課題発見および解決に向けた主体的取組」を継続してください。お取り組み、お疲れ様でした。

⒅ 浜松光電株式会社賞(浜松光電株式会社)

加藤学園暁秀中学校・高等学校 三島大通り商店街ボランティア
「住み続けられる三島の街を」

【取組】 三島大通り商店街の魅力を市内外に発信するために、ウェブサイトに掲載するブログの執筆、YouTubeでの動画投稿、公式SNSの開設・運営、LINEアカウントによるサービス情報の提供など、さまざまな方法を生徒が自主的に考え行動している。ブログやYouTubeは商店街のお店を直接取材し作成、公式SNSではイベントの告知、LINEアカウントではさらに地元住民に寄り添った情報と、ターゲットをそれぞれに振り分けてより効果的な魅力発信を目指す。活動報告や今後の課題は週一回のミーティングで共有し、三島市外に住むメンバーは実際に商店街の端から端まで歩くフィールドワークを通して店主との交流を図っている。

【企業コメント】 自分たちが住む街における問題点、また、魅力について深堀し、自分達の手で活気があり住みやすい街への変革を考え、街の人たちと共に課題解決へ取り組み、PR動画等を作成し、積極的に発信し改善していく姿がとても素晴らしく感じました。街づくりを、行政や自治会など誰かにしてもらう受動的な問題とせず、自分たち自身の課題としてとらえ、能動的に行動する姿は、今後、街のリーダーとして大いなる活躍が期待されます。

⒆ 想いを形に、「おいしい」でつながる賞(マックスバリュ東海株式会社)

県立駿河総合高等学校 有志団体US
「高校生が繋げる支援の輪~レモネードスタンド活動~」

【取組】 問題点を解決すべく、USは浜松の企業である春華堂と浜松南高校 家庭部とコラボをして、「レモネードスタンド活動」を行った。今回は4月開催のさくらまつりに合わせて、桜をモチーフにしたピンクレモネードを販売した。商品開発からPRステッカー、当日の広報活動なども高校生が主体となって活動を進めた。土日の8日間のみの販売だったが、合計で379杯のドリンクを販売した。1日に約60杯を販売し、売り上げ金額は20万以上となり大成功の取り組みとなった。実際、4社がこの取り組みを新聞やネットで取り上げてくださり、小児がんの子供たちへ微力ながら力になることができたと感じている。

【企業コメント】 SDGsの理念である「誰一人取り残さない」を具現化した素晴らしい取組みです。
 商品の販売による直接的な支援とあわせ、マスメディアを通じレモネードスタンド活動の普及にも貢献できました。
 他校や企業とも協働で取組んだことで、大きな成果を生み出すことができました。
 雲外蒼天。さらなるご活躍を楽しみにしてます。

⒇ 三井住友海上賞(三井住友海上火災保険株式会社)

沼津市立原小学校 児童会
「原から未来へ~次の世代の豊かさにつなぐ」

【取組】 原地区の魅力をもっと知ることが大切であると考え、生活科や総合的な学習の時間を見直し、全学年が地域学習を柱にして、地域人材を活用しながら系統的に取り組んだ。1年生は公園、2年生はお店や施設などを訪問し、地域の特色を感じた。3、4年生は、原の宝として、白隠禅師や松蔭寺などの「人やもの」、遺跡や白隠太鼓などの「歴史や伝統」に焦点を当て、地域ボランティアの協力のもと見学したり体感したりして、地域特有の魅力を感じた。5、6年生は、防災や交通安全の視点から、地域に目を向け課題を追求した。また、原地区内の施設に体験に行ったり、様々な職種の方を講師に招いたりして、職業を通して地区コミュニティにも視野を広げた。

【企業コメント】 今回の取組の素晴らしい点は全学年が原地区の魅力に触れ、地域のみなさんと交流できたことです。SDGsの「住み続けられるまちづくりを」を達成するには、まず自分たちの住む街を知り、これまでの歴史や文化を学ぶところからスタートします。小学生のみなさんが多くを学ばれたことで原地区の未来に大きな貢献ができると思います。私たち三井住友海上も多くの保険商品やサービスを通じ、みなさんと同じゴールを目指して引き続き取り組んでいきます。

(21) 明治安田賞(明治安田生命保険相互会社静岡支社)

県立駿河総合高等学校 有志団体US
「高校生が繋げる支援の輪~レモネードスタンド活動~」

【取組】 問題点を解決すべく、USは浜松の企業である春華堂と浜松南高校 家庭部とコラボをして、「レモネードスタンド活動」を行った。今回は4月開催のさくらまつりに合わせて、桜をモチーフにしたピンクレモネードを販売した。商品開発からPRステッカー、当日の広報活動なども高校生が主体となって活動を進めた。土日の8日間のみの販売だったが、合計で379杯のドリンクを販売した。1日に約60杯を販売し、売り上げ金額は20万以上となり大成功の取り組みとなった。実際、4社がこの取り組みを新聞やネットで取り上げてくださり、小児がんの子供たちへ微力ながら力になることができたと感じている。

【企業コメント】 レモネードスタンド活動を通じて、小児がんに関する現状を広く訴え、レモネードの売上を小児がん関連に寄付する支援が素晴らしいと感じました。
 また、単独ではなく、他校や企業と協働で取組みされていること、さくらまつりにかけて、桜をモチーフにしたピンクレモネードを販売した取組みも工夫があり独創的と感じました。
 お取組み内容が、弊社が掲げる「人に健康を、まちに元気を。」の考えと親和性があるように感じ、選ばせていただきました。

(22) 米久株式会社賞(米久株式会社)

富士宮市立大富士小学校 5年生
「ぼくたちSDGs広め隊」

【取組】 SDGsとはどんなことなのか、市役所の職員から講話を聞いた。児童自身が、生活の中でまだ使えるものを捨てていることに関心を持ち、UNIQLOの「服のチカラ プロジェクト」へ参加し、紹介チラシ作成、各クラスへの呼び掛け、服の回収、成果紹介の動画作成などに取り組んだ。静岡県地球温暖化防止活動推進センターの「アースキッズチャレンジ」での電気の無駄遣いを減らすメーターチェック、富士山世界遺産センターの方から富士山の森林についての講話、富士山のブナ林について実際に現地でガイドの方から説明を受ける等の活動を行った。これらの活動から学んだことをプレゼンにまとめ、保護者や地域に発信したりした。

【企業コメント】 SDGsの取組みを広める方法を考えて実践した素晴らしい取組みです。
 皆が協力し合うためには「同じゴールを一緒に目指して助け合う」ことが必要です。SDGs広め隊の皆さんが、周囲と力を合わせた活動をすることで、社会や富士山の自然を守ることにつながります。
 私たち米久も、ハムやソーセージなどのブランドである「御殿場高原シリーズ」などをお客様が買ってくださると、そのお金の一部を「富士山基金」に寄付することで、富士山の保全活動を応援しています。また、「しずおか未来の森サポーター」として、森林を守る活動もしています。皆さんの取り組みは、私たち米久の取り組みにも沿ったものであることから、企業賞を授与します。

(23) リコージャパン株式会社 静岡支社賞(リコージャパン株式会社)

県立富士特別支援学校 高等部再生事業班
「Qちゃんが地球を救う!」

【取組】 作業学習の製品『Qちゃん(油吸収材)』の特長を知るために、使用済みの食用油の吸収実験を行った。『Qちゃん』の中に入れる古新聞の加工方法の違いで、吸収が一番良い物を作っていることが分かった。また、「作る側の責任」を学ぶためにファミリーマートのSDGs出前講座を受講した。

【企業コメント】 製作した「Qちゃん(油吸収材)」が、地球のためにできることを“自分たちの言葉でつたえる”為に、学び・試し・工夫して活動していました。
 SDGsの目標達成には、人類全員が取り組まなければなりません。
 皆さんの活動は「SDGs17の目標:12 つくる責任 つかう責任、14 海の豊かさを守ろう」を、校内にとどまらず、校外(近隣)の方にも「自分の事として考えてもらう」、大変素晴らしい活動だと思います。これからも一緒に“SDGs達成に向け”いろんなかたちで活動していきましょう。共感する皆さんの取組みを、高く評価いたします。

このページの先頭へ戻る

学校賞

焼津市立港小学校
「やってみよう!自分たちの未来の守り方」

【4年生の取組】
「SDGsについて知ろう」
 外部講師や教師による出前講座をきっかけに、自分たちでインターネットや本、新聞等で情報収集し、「今、地球が危ない」ということを学んだ。
「夏休み SDGsフォト・イラスト・川柳コンテスト」
 家族で身の回りにあるSDGsに関連するものを探し、写真を撮ったり、イラストや川柳にしたりし、文章でまとめ、学年で紹介し合った。
「海の豊かさを守ろう!」
 マリンスイーパーの方と一緒に石津浜海岸の清掃やゴミの分別を行った。
「地域をきれいにしよう!」
 焼津市環境緑地課の方と協力し、4年生全員で学区内の公園の清掃活動を行った。
「ペアさん(2年生)へSDGsを伝えよう」
 相手を意識した内容、言葉遣いを考えながら、ペアさんへ「今、地球が危ない」「これから自分ができることは」の2点が伝わるような90秒動画を作成した。
 「SDGsを伝えよう」
 自分たちが行動してわかったことを、クイズや紙芝居にしたり、実験や体験を入れたりしながら発信し、保護者や地域の方にもSDGsの理念や取組を広げた。

【子どもたちの思い】
・海岸や海の中には、思った以上にごみが落ちていて、このままでは地球が危ないと思った。これからは、絶対にごみを捨てないし、「来たときよりも美しく」していきたい。
・世界と日本の環境の違いに驚いた。水や食べ物を今まで以上に大切にしたい。

【学校全体や他学年の取組】
・美化委員会、環境委員会が主催の校内整備活動を企画。
・給食委員会が、食品ロス削減へ向けて「給食ビンゴ」を開催。

このページの先頭へ戻る

奨励賞

  • 島田市立六合東小学校・六合東事業所 夢と思いを届けるカンボジア課
    『カンボジアの高校生が日本の学校について勉強する日本語教材の作成!!』
  • 磐田市立竜洋中学校・生徒会
    『私たちとSDGs』
  • 下田市立下田中学校・特別活動部
    『下田を感じる、味わう、好きになる~未来を担う人を目指して~』
  • 静岡県立三島北高等学校・STEM超越
    『野菜のトイレットペーパー』
  • 加藤学園暁秀高等学校・English Support
    『無料英語レッスンの提供』
  • 静岡県立浜松湖東高等学校・フェアトレード研究会
    『フェアトレード』
  • 静岡県立御殿場南高等学校・2年生探究プロジェクトチーム
    『地域の伝統工芸とSDGs』
  • 静岡県立浜松特別支援学校・高等部3年
    『みんなでチャレンジSDGs』
  • 静岡県立伊豆の国特別支援学校・高等部3年生
    『アベノマスクをナギノフキンに』

カラーバー

このページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
kyoui_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp