2月のコメント(令和4年度)
2月のコメント(松崎支所)
ジオパークと土木事業
伊豆半島ジオパークは、2018年4月18日にユネスコ世界ジオパークに認定されました。松崎支所管内のジオサイトは、西伊豆・松崎エリア内に10のジオサイト(西伊豆:(1)宇久須珪石(2)黄金崎(3)堂ヶ島・仁科港(4)仁科川・宝蔵院(5)大城・宮ケ原(6)仁科峠・猫越岳、松崎:(1)松崎・桜田(2)岩地・石部・雲見(3)門野(4)池代・長九郎山)があり、中でも堂ヶ島・仁科港エリア(浮島海岸の岩脈群、堂ヶ島海岸南の海底火山の土石流と軽石・海食洞と天窓、枯野公園付近の海底火山の溶岩流、土石流と荷重痕)、仁科川・宝蔵院エリア(一色の仁科層群の枕状溶岩・岩脈)、岩地・石部・雲見エリア(室岩洞の海底火山の軽石と溶岩流・石丁場遺跡、千貫門の海底火山の断面)は、ジオパーク的価値、美的景観、理解しやすさ、整備状況、アプローチから整備優先度の高いエリアとなっている。
また、海岸線周辺は、富士箱根伊豆国立公園と名勝地域となっており、土木事業を行う上で自然や景観との調和を特に求められるエリアとなっている。
土木事業本来の目的を達成することは無論のこと、周囲と調和した進め方をするため、環境省や文化庁、伊豆半島ジオパーク推進協議会と協議を行いながら地域の安全・安心のための事業を進めています。
事業着手から事業完了までには多くの時間を要する場合もありますが、皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
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