令和元年度静岡県文化奨励賞 授賞式の開催

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ページID1018906  更新日 2023年1月11日

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令和元年5月27日(月曜日)、静岡県庁別館21階展望ロビーで授賞式を行いました。

芸術や学術を通じ、本県の文化の振興と向上に寄与する個人又は団体の活動を奨励する静岡県文化奨励賞。

授賞式では、静岡県文化協会会長様、木苗教育長をはじめ、過去の受賞者など多くの皆様の御出席のもと、受賞者の2団体1名に川勝知事から賞状と副賞が授与されました。

受賞された静岡県オペラ協会、劇団静芸、写真家の眞野敦さんからは、受賞の感想と併せて、活動や作品についての紹介や演奏が披露されました。

受賞者の皆様、誠におめでとうございます。今後ますますの御活躍をお祈り申し上げます。

写真:オペラ協会演奏
静岡県オペラ協会による演奏披露

令和元年度受賞者の紹介

静岡県オペラ協会【静岡市葵区】

昭和42年、地方オペラ団体としては全国に先駆けて、故斉藤達雄氏を中心メンバーとして創立された。以来、毎年オペラ公演を続けている。また平成元年に静岡室内歌劇(会長藤井京子)と合同し、より大掛かりで高い水準の公演を県内各地で開催している。

特に地域のオーケストラや器楽の演奏家との共演を重ね、声楽ばかりでなく他ジャンルの演奏家にとっても発表の場を提供してきた。

平成30年3月には、創立50周年記念公演「天国と地獄」を、公募による県民合唱団、地元管弦楽団、地元バレエ団も参加し、地域の力を結集した公演として開催し、満席の聴衆を集め成功させた。

また、静岡国際オペラコンクールの受託事業としてのオペラ県民講座開催、県芸術祭の総合開会式記念演奏、イタリア国交150周年記念友好イベントに参加するなど県事業へも貢献している。

主な公演歴

  • 平成8年 「椿姫」(創立30周年記念)
  • 平成13年 「ヘンゼルとグレーテル」
  • 平成15年 「夕鶴」(創立35周年記念)
  • 平成19年 「こうもり」(創立40周年記念)
  • 平成24年 「ラ・ボエーム」(創立45周年記念)他多数

受賞歴

  • 平成9年度静岡市芸術文化奨励賞
  • 平成23年度地域文化活動賞(公益財団法人静岡県文化財団)

写真:オペラ協会舞台


劇団静芸(げきだんしずげい)【静岡市葵区】

劇団静芸は、昭和23年に、戦争による「死」というものが隣にあった世界に生きた若者たちにより「静岡芸術劇場」という名称で創立されて以来、静岡県中部地域では最も長く活動し続けている地域劇団である。

劇団員は幅広い年齢(10代~80代)の、様々な職業を持つ人たちにより構成されている。静岡県という土地に生きる人々によって、そこで生活する人々へ向けた演劇を創造し、上演することを柱に活動を積み重ねてきた。その成果として、静岡の庶民生活を描いた作品が、これまで他の専門劇団や県内外の地域劇団によって取り上げられ上演されている。

近年では、静岡市内の自前のStudioを、劇団員達自身の手で改装し若手劇団員が公演発表をできるようにするなど、若手演劇人の育成にも力を入れている。平成30年には創立70周年記念公演として、座付き作家である小島真木の静岡県民話劇「海を渡る娘」を成功させる。出演者30名を超える同公演では、静岡市内で活動する10を超える他の演劇団体の協力も得ている。演劇のみならず、芸術文化団体の懸け橋となる活動も手掛けており、全国的にみても特異な活動により地域文化の発展に力を注ぎ続けている。

主な公演歴

  • 平成25年 「カモメに飛ぶことを教えた猫」
  • 平成26年 「円生と志ん生」
  • 平成27年 「夜空の下に降る花は-シズオカ-」「瞽女峠」
  • 平成29年 「海と日傘」「父と暮せば」
  • 平成30年 「海を渡る娘」「星の王子さま-Le Petit Prince-」
  • 本公演135作品と多数あり

受賞

  • 昭和40、48年、平成5、6、8、29年静岡県芸術祭賞(大賞)
  • 平成12年度静岡市芸術文化奨励賞

写真:劇団静芸舞台

眞野敦(まや あつし)【三島市】

三島市出身、東京都内のパオラスタジオを経て、平成17年電通スタジオに入社し富取正明氏に師事。平成21年に独立後、広告写真を中心に活動する一方、自身の創作活動として国内外の風景写真などの個展を開催している。

眞野氏の写真は顔料が染み込みやすく、色の深みを表現しやすいことから越前和紙にプリントしており、和紙表面の凹凸と染み込みが合わさることで、独特の艶を生み出し、写真に柔らかさや温かみをもたらしており、見てきた景色の空気感まで伝わる写真を見事に表現している。

平成30年夏には、地元三島市のさんしんギャラリー善にて、広告の仕事で使う特別な機材を用いて地域の人々を撮影し展示するイベントを開催。家族や地域に話題をもたらすきっかけとなり、写真を通して人と人をつなぐ貴重な機会を提供した。

同年秋には、写真の技術で地元に貢献したいとの思いから、三島市に写真スタジオをオープンさせた。また、地元から写真家を育てたいとの思いから、写真愛好家や高校写真部向けの技術指導や撮影会のワークショップを開催するほか、プロカメラマンを目指す人向けの写真講座の開設など、技術向上の一助を担うとともに、後進の育成にも力を入れている。

主な受賞歴

  • 平成22年、23年 APAアワード(日本広告写真家協会)公募展入選
  • 平成24年 APAアワード公募展 グランプリ 文部科学大臣賞
  • 平成25年 第40回日経産業新聞広告賞2013大賞
  • 平成30年 APAアワード公募展 準グランプリ 東京都知事賞

写真:眞野敦氏

令和元年度静岡県文化奨励賞受賞者が決定しました

令和元年度静岡県文化奨励賞受賞者は次の3者(2団体と1個人)に決定しました。

授賞式は、5月27日(月曜日)16時から、県庁別館21階展望ロビーで開催します。どなたでも申込み不要で参加できます。

1 受賞者

  • 静岡県オペラ協会(静岡市葵区)活動分野:音楽(オペラ)
  • 劇団静芸(静岡市葵区)活動分野:舞台芸術(演劇)
  • 眞野敦 氏(三島市)活動分野:美術(写真)

2 授賞式

  1. 日時:2019年5月27日(月曜日)16時から17時まで
  2. 会場:静岡県庁別館21階展望ロビー
  3. 出席者:受賞者、これまでの県文化奨励賞受賞者、静岡県知事、静岡県文化協会会長ほか
  4. 次第:賞状及び副賞の授与、式辞、来賓祝辞、受賞者挨拶とパフォーマンス

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2252
ファクス番号:054-221-2827
arts@pref.shizuoka.lg.jp