泰安市の概要

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ページID1019423  更新日 2023年1月13日

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泰安市とその周辺には中国の歴史と文化を感じることのできる三つの世界遺産があります。新たな観光資源の開発も進み、大変魅力的な観光エリアです。これまで日本人にはあまり知られていない場所でしたが、2011年に開通した北京・上海間を結ぶ高速鉄道の駅も設けられるなど、今後注目を集める可能性のあるエリアです。皆様も是非一度、泰山のある泰安市を訪れてみませんか。

泰安市のすがた

友好山提携を締結している泰安市は、世界遺産「泰山」を有する国際観光都市です。「泰安」は、泰山にちなんで付けられた地名で、「国泰民安」の意味を持っています。

  • 人口:約552万人
  • 面積:7,762平方キロメートル(静岡県の面積とほぼ同一)
  • 位置:山東省中西部、省都である済南市の南方約100キロメートル
  • 最寄りの空港:済南国際空港(済南市:泰安市から車で約90分)

泰安市の見どころ1:世界遺産「泰山」(たいざん)

写真:岱廟の全景
山頂へと続く7,000段の階段

写真:石碑「五岳独尊」
泰山を象徴する石碑「五岳独尊」

泰山は中国山東省泰安市にある標高1,545メートルの山です。「五岳独尊」とも呼ばれ、中国に五山ある道教の聖地のうち、最も尊い山とされています。泰山は1987年、ユネスコに世界自然遺産、世界文化遺産からなる複合遺産として登録されています。

写真:石碑と碑文の数々
泰山山中の石碑と碑文の数々

泰山は秦の始皇帝をはじめとする歴代の皇帝が「封禅の儀」と呼ばれる即位の儀式を行うなど、中国では歴史を語る上で欠かすことのできない聖山でもあります。中国人であれば、誰しもが一度は訪れたいと思う山が泰山です。日本人にとっての富士山のように、泰山はまさに中国のシンボルであり、心の拠り所となる山なのです。

泰安市の見どころ2:「岱廟」(たいびょう)

写真:岱廟の全景


岱廟の全景、後ろに見える山が泰山

岱廟は「泰山を祭る」廟です。歴代の皇帝が泰山を訪問した折に立ち寄る行宮としても使われました。岱廟はその壮大さから、紫禁城、孔廟と並び、中国三大宮殿建築の一つに数えられています。

泰安市の見どころ3:「中華泰山・封禅大典」(ちゅうかたいざん・ほうぜんたいてん)

平成22年にオープンした野外劇場「天燭峰(てんそくほう)」で行われる壮大な歴史アトラクションが「中華泰山・封禅大典」です。歴代皇帝即位の儀式である「封禅の儀(ほうぜんのぎ)」を現代に再現しました。見どころは、山の麓に作られた階段状のステージとそこで展開される華麗な歴史絵巻です。巨大な階段状のステージはスクリーンを兼ねており、様々な映像が投影されます。そこで繰り広げられる演出の数々はまさに圧巻の一言。一見の価値があります。

写真:ステージ全景
ステージ全景・手前は観覧席

写真:アトラクション
アトラクションの様子

写真:開閉式のステージ
ステージは開閉式

泰安市周辺の見どころ:世界遺産「三孔」(さんこう)

泰安市から南へ約70キロメートルの距離にある曲阜(きょくふ)市。ここには日本人にも馴染みの深い孔子の故郷、世界遺産「三孔」があります。三孔とは「孔廟」「孔府」「孔林」の三つの史跡を指します。壮大な宮殿建築群からなる「孔廟」は孔子の霊を祭る霊所で、中国三大宮廷建築の一つです。「孔府」は、孔子直系の子孫が代々住んでいた邸宅で、祭礼等の執務を行っていた場所です。また、「孔林」は孔子とその子孫の墓所で、200ヘクタールを超える広大な敷地には、十万を超える墓碑が散在しています。

写真:「孔廟」内の大成殿
孔子の霊を祀る「孔廟」内の大成殿

写真:子孫の邸宅兼オフィス「孔府」
孔子直系の子孫の邸宅兼オフィスである「孔府」

写真:二林門
「孔林」の入口である二林門

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局富士山世界遺産課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3746
ファクス番号:054-221-3757
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