富士山世界遺産登録までの道のり

「富士山」の世界遺産暫定リストの追加を国に提案（平成18年11月）

「富士山」の世界遺産暫定リストに搭載（平成19年1月）

平成19年1月23日に、「富士山」は、世界文化遺産暫定リスト追加資産候補として決定しました。

第31回ユネスコ世界遺産委員会での報告（平成19年6月）

平成19年6月27日、ニュージーランドで開催された、第31回ユネスコ世界遺産委員会において、世界文化遺産暫定リストへの搭載が報告されました。

国からユネスコへの世界遺産推薦書の提出（平成24年1月）

平成23年7月、静岡・山梨両県から、文化庁へ「富士山推薦書原案」（注）を提出しました。両県は提出後も、国が行う推薦書の確定作業に協力し、平成24年1月に日本政府からユネスコ世界遺産センターに推薦書が提出されました。

注：学術調査や調査測量等に基づき、遺産名とこれを構成する資産の内容及びその文化的価値の真正性を明らかにするとともに、世界文化遺産の中核となる登録資産とこれを取り巻く緩衝地帯及び資産の保護措置などを記載する。

【推薦書の作成に必要な作業】

• 登録資産の顕著な普遍的価値を証明するための調査・検討
• 登録資産を保護するための「保存管理計画」の策定
• 登録資産について国文化財指定の手続き（指定されていない資産）

ユネスコ諮問機関イコモス（国際記念物遺跡会議）による現地調査（平成24年8月から9月）

推薦書が受理されると、ユネスコの諮問により、イコモス（注）が推薦書に基づき現地調査を行い、保存管理の状況などについて必要な調査を行います。
注：国際記念物遺跡会議（ICOMOS）のこと。各国から推薦された物件の調査を専門的な見地から行う。

イコモスの評価結果の勧告（平成25年4月30日）

イコモスによる勧告がユネスコ世界遺産センターより通知され、三保松原を除き「記載」が適当との勧告がなされました。

第37回世界遺産委員会での審議・世界遺産登録の決定（平成25年6月）

現地調査の結果を踏まえ、第37回ユネスコ世界遺産委員会（カンボジア・プノンペンで開催）において、最終的な登録の可否が審議され、6月22日、富士山の世界遺産登録が決定しました。

1. 「富士山」の世界遺産暫定リストの追加を国に提案（平成18年11月）
2. 「富士山」の世界遺産暫定リストに搭載（平成19年1月）
   平成19年1月23日に、「富士山」は、世界文化遺産暫定リスト追加資産候補として決定しました。
3. 第31回ユネスコ世界遺産委員会での報告（平成19年6月）
   平成19年6月27日、ニュージーランドで開催された、第31回ユネスコ世界遺産委員会において、世界文化遺産暫定リストへの搭載が報告されました。
4. 国からユネスコへの世界遺産推薦書の提出（平成24年1月）
   平成23年7月、静岡・山梨両県から、文化庁へ「富士山推薦書原案」（注）を提出しました。両県は提出後も、国が行う推薦書の確定作業に協力し、平成24年1月に日本政府からユネスコ世界遺産センターに推薦書が提出されました。
   注：学術調査や調査測量等に基づき、遺産名とこれを構成する資産の内容及びその文化的価値の真正性を明らかにするとともに、世界文化遺産の中核となる登録資産とこれを取り巻く緩衝地帯及び資産の保護措置などを記載する。
   【推薦書の作成に必要な作業】
   1. 登録資産の顕著な普遍的価値を証明するための調査・検討
   2. 登録資産を保護するための「保存管理計画」の策定
   3. 登録資産について国文化財指定の手続き（指定されていない資産）
5. ユネスコ諮問機関イコモス（国際記念物遺跡会議）による現地調査（平成24年8月から9月）
   推薦書が受理されると、ユネスコの諮問により、イコモス（注）が推薦書に基づき現地調査を行い、保存管理の状況などについて必要な調査を行います。
   注：国際記念物遺跡会議（ICOMOS）のこと。各国から推薦された物件の調査を専門的な見地から行う。
6. イコモスの評価結果の勧告（平成25年4月30日）
   イコモスによる勧告がユネスコ世界遺産センターより通知され、三保松原を除き「記載」が適当との勧告がなされました。

7. 第37回世界遺産委員会での審議・世界遺産登録の決定（平成25年6月）
   現地調査の結果を踏まえ、第37回ユネスコ世界遺産委員会（カンボジア・プノンペンで開催）において、最終的な登録の可否が審議され、6月22日、富士山の世界遺産登録が決定しました。