阿寒富士［阿寒富士］

エリア

北海道エリア

名称

阿寒富士［阿寒富士］

読み

あかんふじ［あかんふじ］

標高

1,476m

地域

北海道足寄郡足寄町・釧路市・白糠郡白糠町

複数の火山が重なる雌阿寒岳の南側にあり、約2000年前の噴火でできた山。

北海道東部、釧路地方北部にあってマリモで有名な阿寒湖を挟んで向かいあっているのが雄阿寒岳（1,370m）と雌阿寒岳（1,499m）。約2000年前に雌阿寒岳の六、七合目辺りが噴火してできたのが阿寒富士である。その噴火の際、溶岩の一部により螺湾川が堰き止められ、西麓のオンネトー（アイヌ語で大きい沼、あるいは年老いた沼の意味）が形成された。雌阿寒岳の南側にそびえる円錐状の山容をした山が阿寒富士。山の形が美しいことが阿寒富士という名の由来である。雌阿寒岳山頂と阿寒富士を結ぶ鞍部には、メアカンキンバイ、イワグロ、コマクサなど貴重な高山植物が生息し、エゾシカやヒグマ、シマフクロウ、エゾライチョウなどの動物も暮らす豊かな自然を形成している。