平成30年度病床機能報告集計結果 概要

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ページID1023870  更新日 2023年1月13日

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地域医療構想について

今後高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が増大していく中で、患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められています。

そのためには、医療機能の分化・連携を進め、各医療機能に応じて必要な医療資源を適切に投入し、入院医療全体の強化を図ると同時に、退院患者の生活を支える在宅医療及び介護サービス提供体制を充実させていくことが必要です。

こうしたことから、2025年における医療機能ごとの需要と必要量を含めその地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための静岡県地域医療構想を、平成28年3月、策定しました。

病床機能報告制度について

地域医療構想の推進にあたり、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握、分析を行う必要があります。

そのために必要なデータを収集するため、医療機関がその有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能を自ら選択し、病棟単位を基本として都道府県に報告する仕組みが導入されました(医療法第30条の13)。

また、医療機能の報告に加えて、その病棟にどのような設備があるのか、どのような医療スタッフが配置されているのか、どのような医療行為が行われているのか、についても報告することとしています。

なお、「定性的」な基準に基づき、各医療機関が自主的に選択した医療機能を報告したものであることから、同じ医療機能を有していても、各医療機関の捉え方によっては同様の報告となっていない場合があります。

報告された情報の公表

報告された情報を公表し、地域医療構想とともに示すことにより、地域の医療機関や住民等が、地域の医療提供体制の現状と将来の姿について共通認識を持つことができます。また、医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議によって、医療機能の分化・連携が進められるようになります。

医療機能について

医療機関が報告し、都道府県が2025年の必要量を定める医療機能は、次の4つの区分です。

高度急性期

  • 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能
  • 高度急性期機能に該当すると考えられる病棟の例
  • 救命救急病棟、集中治療室、ハイケアユニット、新生児集中治療室、新生児治療回復室、小児集中治療室、総合周産期集中治療室であるなど、急性期の患者に対して診療密度が特に高い医療を提供する病棟
  • 算定する特定入院料の例
  • 救命救急入院院
  • 特定集中治療室管理料
  • ハイケアユニット入院医療管理料
  • 脳卒中ケアユニット入院医療管理料
  • 小児特定集中治療室管理料
  • 新生児特定集中治療室管理料
  • 総合周産期特定集中治療室管理料
  • 新生児治療回復室入院管理料

急性期

  • 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能
  • 算定する特定入院料の例
  • 地域包括ケア病棟入院料

回復期

  • 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能
  • 特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)
  • 算定する特定入院料の例
  • 地域包括ケア病棟入院料
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料

慢性期

  • 長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
  • 長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能
  • 算定する特定入院料の例
  • 特殊疾患入院医療管理料
  • 特殊疾患病棟入院料
  • 療養病棟入院基本料
    (地域包括ケア病棟入院料)

報告率

報告期間:平成30年10月1日から10月31日まで

区分

報告対象数

報告数

報告率

病院・有床診療所 計

326

326

100.00%

病院

146

146

100.00%

有床診療所

180

180

100.00%

静岡県における医療機能ごとの病床の現状

以下のファイルは、各時点の静岡県における医療機関別の医療機能ごとの病床の状況です。

医療機関ごとの個票データについては、各二次医療圏名をクリックすると掲載ページへ移動します。

二次医療圏とは、特殊な医療を除く入院医療に対応し、医療機関の機能連携に基づく医療サービスと広域的、専門的な保健サービスとの連携等により、県民に包括的な保健医療サービスを提供する圏域です。

医療機関の病床(ベッド)は、法律(医療法)の許可を得た上で設置することとされており、許可を受けた病床のうち、過去1年間に実際に患者を受け入れた病床数を稼働病床数として示しています。

以下に、現状(2018年7月1日時点)の概要(許可病床ベース及び稼働病床ベース)を掲載します。

現状(許可病床ベース)

2018年7月1日時点の機能として、各医療機関が「定性的」な基準に基づき、自主的に選択した機能の状況です。

医療機関ごとの個票データについては、各二次医療圏名をクリックすると掲載ページへ移動します。

二次医療圏

全体

高度急性期

急性期

回復期

慢性期

賀茂医療圏:下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町

840床

0床

275床

212床

353床

熱海伊東医療圏:熱海市、伊東市

1,155床

68床

571床

158床

358床

駿東田方医療圏:沼津市、三島市、裾野市、伊豆市、伊豆の国市、函南町、清水町、長泉町、御殿場市、小山町

6,910床

748床

3,312床

762床

2,088床

富士医療圏:富士市、富士宮市

2,601床

68床

1,470床

469床

594床

静岡医療圏:静岡市

6,572床

1,381床

2,335床

840床

2,016床

志太榛原医療圏:島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町

3,463床

251床

1,789床

567床

856床

中東遠医療圏:磐田市、掛川市、袋井市、御前崎市、菊川市、森町

3,025床

388床

998床

551床

1,088床

西部医療圏:浜松市、湖西市

7,577床

2,065床

2,287床

805床

2,420床

32,143床

4,969床

13,037床

4,364床

9,773床

(注1)集計対象33,479床。医療機能について未選択(休棟等)の1,336床は、上表には含めていない。

現状(稼働病床ベース)

2018年7月1日時点の機能として、各医療機関が「定性的」な基準に基づき、自主的に選択した機能の状況です。

医療機関ごとの個票データについては、各二次医療圏名をクリックすると掲載ページへ移動します。

二次医療圏

全体

高度急性期

急性期

回復期

慢性期

賀茂医療圏:下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町

789床

0床

247床

189床

353床

熱海伊東医療圏:熱海市、伊東市

1,137床

64床

557床

158床

358床

駿東田方医療圏:沼津市、三島市、裾野市、伊豆市、伊豆の国市、函南町、清水町、長泉町、御殿場市、小山町

6,580床

740床

3,066床

747床

2,027床

富士医療圏:富士市、富士宮市

2,538床

58床

1,437床

449床

594床

静岡医療圏:静岡市

6,417床

1,378床

2,271床

803床

1,965床

志太榛原医療圏:島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町

3,381床

251床

1,732床

546床

852床

中東遠医療圏:磐田市、掛川市、袋井市、御前崎市、菊川市、森町

3,025床

388床

998床

551床

1,088床

西部医療圏:浜松市、湖西市

7,463床

2,065床

2,238床

766床

2,394床

31,330床

4,944床

12,546床

4,209床

9,631床

(注1)集計対象31,428床。医療機能について未選択(休棟等)の98床は、上表には含めていない。

医療機関ごとの個票データ

各医療機関の詳細な報告内容を、医療機関ごとの個票データとして二次医療圏別に公表しています。

(注1)「医療機能ごとの病床の現状」の表中の「二次医療圏」のリンク先と同一

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部医療局医療政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2417
ファクス番号:054-251-7188
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