静岡県東部地域局とは

複合的な要素を含む地域の政策課題を解決するため、県の西、中、東、賀茂地域に地域局が設置されています。各地域局は地域における県の中核機関として、市町や地域の各種団体等との連携を強化し、平時から復興まで見据えた安全・安心で魅力ある地域づくりを促進しています。
静岡県東部地域の概要
静岡県東部地域は、14の市町(熱海市、伊東市、三島市、伊豆市、伊豆の国市、函南町、沼津市、清水町、長泉町、裾野市、御殿場市、小山町、富士市、富士宮市)で構成されています。
この地域は、世界文化遺産である富士山や、ユネスコ世界ジオパークの伊豆半島、世界農業遺産の「わさび」など世界に誇る地域資源に恵まれています。また、伊豆半島の温泉や多彩な食文化は昔から文豪をはじめ多くの人を惹きつけ、我が国を代表する観光地でもあります。
首都圏から東名高速道路でおおむね1時間から1時間半程度と交通アクセスも良好であり、年間を通じて温暖な気候で晴天率も高く、恵まれた環境にある地域といえます。
東部地域局の概要紹介
危機管理対策の推進
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方面本部体制の整備と運営
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関係機関との連携
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防災啓発の推進
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その他の危機事案への対応(原子力防災、水難事故等)
市町危機管理体制強化に対する支援
- 市町の防災体制の強化
- 地域の防災力向上
地域の危機管理課題への対応
- 風水害対策
- 津波対策
- 帰宅困難者対策
- 道路啓開計画づくり
- 火山対策
魅力ある地域づくりの推進
- 移住・定住の促進
- 東部地域の働く場の魅力発信
- スポーツを活用した地域振興
- 移動知事室
- 市町等との連携
- 地域情報の収集・発信(広聴・広報)
伊豆観光局関連事業
- 伊豆地域の観光情報の収集、発信
- 伊豆地域の観光振興
令和7年度の取組紹介
令和7年度に実施した東部地域局の取組を紹介します。


危機管理分野
市町職員向け「風水害対応イメージTEN」研修
大雨や台風時にどのように対応したらいいかを考えるイメージトレーニングである、「風水害対応イメージTEN」を活用し、管内市町職員を対象とした研修や、住民や事業者等への出前講座で演習を実施しています。
今年度も、5月27日に市町職員研修を実施し、22名の参加がありました。これにより他市町職員と顔の見える関係が構築できました。

特定家畜伝染病の発生への備え
近年、鳥インフルエンザや豚熱などの「特定家畜伝染病」は全国各地で発生しており、これらの感染症は、畜産業への深刻な影響だけでなく、地域経済や食の安全にも関わる重要な危機事案です。
東部地域局では、特定家畜伝染病発生時に迅速かつ的確な防疫措置を実施するため、関係機関と連携し、県の防疫体制や各職員の役割について、説明会や訓練を通じて日頃から備えています。

静岡県東部地域災害ボランティア連絡会
災害発生時には県内外からの災害ボランティアによる支援活動は不可欠ですが、災害ボランティアの受入れや活動援助を円滑に行うためには、行政・社会福祉協議会・ボランティア関係団体等の日頃からの連携が重要です。
東部地域局では、7月1日に管内14市町の関係団体等の連携を図ることを目的に同連絡会を開催しました。約70名が参加し、石川県穴水町の活動事例紹介やワークショップでの意見交換を行いました。

水難事故防止キャンペーン
8月7日に沼津市「らららサンビーチ」と「三津海水浴場」にて、水難事故防止啓発キャンペーンを実施し、ライフジャケットの着用を呼びかけました。
ライフジャケットさえ着ていれば、助かった命があります。この事実を一人でも多くの人に知っていただくため、当局では啓発用のうちわを製作し、東部管内の県立高校5校、私立高校2校、特別支援学校1校、沼津市内の中学校18校、事業所等と連携し、およそ13,000枚を配布しました。

令和7年度静岡県総合防災訓練(本部運営訓練)
8月27日に、南海トラフ巨大地震が発生した想定で、静岡県総合防災訓練(本部運営訓練)を実施しました。災害応急対策の習熟・検証を図るとともに、県本部・市町及び関係機関との連携を一層強化することを目的に、静岡県、各市町、自衛隊、消防、警察、国土交通省及びライフライン各社等が訓練に参加しました。
被災情報の収集や各防災機関との情報伝達、災害対策の立案及び各防災機関の応援受入の手順等を確認しました。当訓練で得られた課題等を今後の防災対策に生かしていきます。

次世代の防災リーダーを育成~防災出前講座の開催~
「ふじのくにジュニア防災士養成講座」をはじめ、各学校・地域に合わせた防災講座を実施しています。
東部地域局では、令和7年4月から9月までの半年間で、東部管内の小学校、中学校、特別支援学校、専門学校の児童・生徒や教職員7,602名を対象に、66回の防災講座を実施しました。防災クイズや「災害時判断ゲーム」など、楽しみながら防災について学べる講座を心がけています。

孤立予想集落現地調査
災害時に道路の寸断等により孤立してしまうおそれがある集落について、物資の備蓄や避難施設の有無など状況調査を行っています。
今年度はその一環として、ヘリコプターがホイスト(※)を使用することが想定される場所の現地調査を開始しました。
今後も継続的に調査を実施し、県民が安心して生活できるよう、有事への備えを進めていきます。

防災啓発期間での情報発信
防災啓発期間に合わせて過去に東部地域で起きた地震や豪雨災害を知り、災害に備えるきっかけにしてもらうため、被災状況や県の防災対策についてSNSを用いた情報発信や静岡県東部総合庁舎での企画展を行いました。上半期では水防月間、土砂災害防止月間、火山防災の日、防災週間に合わせて情報発信を行いました。
地域振興分野
オンライン移住相談会「静岡県東部地域DAY」の開催
昨年度の県内の移住者数(※)、移住相談件数はともに過去最多となりました。
(※県の支援制度等を利用して県外から移住してきた人の総数)
東部地域局では、県の東部地域への移住を検討している方向けに、市町の担当者と、県の移住相談センターと一緒に移住相談会「静岡県東部地域DAY」を実施しています。今年度はオンラインで全4回実施し、東部地域への移住を検討している方に、各市町の魅力や特色等についてお伝えしました。

| 日程 | 参加市町 |
|---|---|
| 6月22日(日曜) | 御殿場市・裾野市 |
| 7月13日(日曜) | 函南町・東部地域局 |
| 8月24日(日曜) | 富士市・小山町 |
| 9月7日(日曜) | 富士宮市・東部地域局 |
サイクリングによる地域振興
サイクルスポーツの推進と駿河湾フェリーの利用促進のため、スルガ銀行と協働で「するいち(駿河湾一周)115km FREE RIDE」を、7月12日、26日の2回開催しました。県内外から約40名が参加し、駿河湾や伊豆の山々を堪能しながらの自転車と船の旅を楽しみました。
また、SBSテレビ放送の「しず推し!」(7月11日放送)で駿河湾フェリーを利用した、どなたでも楽しめるサイクリングコースの紹介をしていただきました。

オールしずおか移動知事室(東部地域)
9月3日・4日に、鈴木康友知事が、東部総合庁舎に知事室を開所し、沼津市、御殿場市、裾野市、函南町、清水町、長泉町、小山町の施設等を視察しました。
視察先は以下のとおりです。
「2025FIA世界耐久選手権 第7戦富士6時間耐久レース」開催
9月26日~28日に小山町の富士スピードウェイにて、「FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間耐久レース」が開催されました。3日間で述べ6万6,400人の観客が来場し、レースやステージイベント、フランスグルメフェアを楽しんでいました。
東部地域局では魅力発信のためブースを出展し、ふじっぴーも応援に駆けつけ、県内外から訪れた多くの方に静岡県東部地域の紹介ができました。

伊豆観光局分野
駿河湾フェリーの利用促進
県では、清水港と土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの利用促進に取り組んでいます。
駿河湾フェリーの清水港乗船場が4月18日にJR清水駅前に移転しました。東部地域局ではこれを記念し、運航再開初日に土肥港乗船場でフェリーお出迎えイベントを開催しました。園児によるお出迎えや歓迎太鼓の演奏など、地域一帯となってフェリーを歓迎しました。

三島駅インバウンド誘客検討会の開催
三島駅に多くの訪日外国人観光客が滞留しながら県内への誘客が一部にとどまっている点を考慮して、令和7年6月に「三島駅インバウンド誘客検討会」を設置しました。観光・宿泊・交通事業者へのヒアリングやビッグデータ等の分析を通して、関係者協力のもと、県内へのインバウンド誘客促進に向けた課題や方策等について検討を行っています。(第1回:6月13日、第2回:9月12日)
情報発信力の強化
各種広報媒体を活用し、県の重点施策や東部地域の魅力情報を地域内外に発信しています。
東部地域局の取組や東部地域に関連する県の施策、県東部地域の様々な魅力を発信するため、「東部地域局通信」を毎月1回発行しています。
東部地域局公式X、Instagramでは、防災コラムや東部地域のおすすめスポット、イベントなどの情報発信を行っています。
昨年度の取組紹介
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このページに関するお問い合わせ
総務部東部地域局地域課
〒410-0055 沼津市高島本町1-3
電話番号:055-920-2139
ファクス番号:055-920-2009
toubu-chiiki@pref.shizuoka.lg.jp
