平成27年12月県議会定例会知事提案説明要旨1-08

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1010464  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

平成27年12月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.県政の概要】(8)「森の力再生事業」と「もりづくり県民税」

次に、「森の力再生事業」と「もりづくり県民税」についてであります。

昭和30年代以降、安価な外国産材の輸入、住宅様式の変化など社会的な要因による林業の採算性の悪化などにより、森林の荒廃が急速に進行いたしました。このため、森林の持つ山地災害の防止、水源涵養などの公益的機能を維持するため、平成18年度に「もりづくり県民税」を創設し、「森の力再生事業」に取り組み、荒廃森林の整備を進めてまいりました。

10年間の事業期間の最終年度となる今年度末には、当初計画しました12,300ヘクタールの整備を完了する見込みであり、山地災害の防止や水源の涵養などの「森の力」が回復しております。

一方で、この10年間に、森林所有者による整備が困難な森林で、新たに荒廃が進んでいる状況もありますことから、荒廃森林を整備する「森の力再生事業」と、そのための財源を確保する「もりづくり県民税」を継続することとし、今議会に条例の改正案をお諮りしております。

来年度から5年間を課税期間として幅広く県民の皆様に御負担をお願いし、事業の実施状況や効果を検証しつつ、着実に荒廃森林の整備を進めてまいります。