食品ロスについて

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1052229  更新日 2023年3月16日

印刷大きな文字で印刷

食品ロスとは?

まだ食べられるのに捨てられている食品、それが「食品ロス」です。日本におけるその量は、年間522万トン(2022年農林水産省発表)で世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧支援量(2020年で420万トン)の1.2倍に相当します。一方で、世界で約9億人の人々が栄養不足状態にあると言われています。大切な食べ物を無駄なく消費し、食品ロスを減らすことができれば、経済面だけでなく環境面にとっても大きな効果があります。
静岡県内でも、いくつもの団体がNPO法人を立ち上げ福祉の視点で食品ロスの問題に取り組む「フードバンクふじのくに」という活動があります。まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を、生活困窮者に届ける活動で支援の輪が広がりつつあります。

食品ロスの実状

女の子がご飯を食べようとしているイラスト

食品ロスを国民一人当たりに換算すると「お茶碗1杯分(約113グラム)」の食べ物が毎日捨てられていることになります。日本の食料自給率は、現在38%(2021年農林水産省発表)です。食料が足りないからと海外から輸入していながら、食べずに大量に捨てているのです。
食品ロスは、どこで発生するのでしょうか。275万トンは、食品メーカーや卸、小売店、飲食店から廃棄されます。「鮮度の低下、腐敗、カビの発生」「消費期限・賞味期限が過ぎた」などが理由です。残りの247万トンの発生元は家庭でした。(2020年農林水産省発表)理由は、「調理の際に食べられる部分を捨てている」「食べ残し」「冷蔵庫などに入れたまま期限切れとなった食品」などです。
このように、食品ロスは人ごとではありません。毎日の食生活を見つめ直し、食品ロスを減らす努力をしましょう。

食品ロスの削減に向けて

冷蔵庫から食品を取り出す女性のイラスト

自宅の冷蔵庫の中を見てください。1週間以上もそのままという食品はありませんか。食品をいっぱい買いすぎて、奥に何があるかわからなくなったりしていませんか。まず、冷蔵庫をチェックすることからはじめ、食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」ことを徹底しましょう。それでも残ってしまった食材は、残り物を使った料理を工夫してください。

加工食品の「消費期限」と「賞味期限」をご存じでしょうか。「消費期限」は食べても安全な期限なので、表示期間を過ぎたら食べない方がいいです。「賞味期限」はおいしく食べられる期限なので、表示期間を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。捨てる前にチェックしてください。
外食で注文する際に、自分が食べられる量か、ボリュームを確認しましょう。そして、食べられないモノがある場合には、注文時にぬいてもらいましょう。
一人ひとりの小さな心がけが、食品ロスの大きな削減につながります。

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
shohi@pref.shizuoka.lg.jp