静岡モデルの推進

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ページID1029381  更新日 2023年1月30日

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静岡モデルとは

震源域に近く津波の到達が早い沿岸部に人口・資産が集中する本県の特性を踏まえ、レベル1を超える津波に対しても、施設による被害の最小化を図るため、地域住民の合意など条件が整った地域では、既存の防災林等の嵩上げ・補強等による「静岡モデル」の整備を推進し、安全度の向上を図ります。

イラスト:静岡モデルの施設整備(例)イメージ図

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検討及び実施状況

静岡モデルについては、地域の実情にあった整備手法の検討が必要であることから、津波被害が想定される沿岸21市町において検討会を設置し、津波防災に対する考え方や施設整備を行うための手法(事業主体、財源)などについて検討を行っており、条件が整ったところから整備に着手しています。
現在、沿岸21市町の内7市町(湖西市、磐田市、袋井市、掛川市、牧之原市、吉田町、焼津市)において整備を実施しています。

施設整備に関する市町との調整状況(令和4年10月時点)

沿岸名

市町名

調整状況

遠州灘 湖西市
  • 平成27年3月、県・市で中間報告をとりまとめ、現在、県が海釣り公園利用者の避難高台や防潮堤嵩上げを整備中。(県港湾海岸事業)
  • 浜名バイパスや保安林の嵩上げ案について、管理者と協議を継続。
  • 令和4~5年度にかけて津波防災地域づくり法の推進計画を策定するなかで、静岡モデル防潮堤の整備について検討する。
遠州灘 浜松市
  • 他の市町に先駆け、平成26年3月より県がL1津波高を上回る防潮堤本体工事に着手(T.P.+13~15m)。
  • 全延長17.5kmの防潮堤本体工事が令和2年3月末に竣工した。
遠州灘 磐田市 市が、令和8年度までにL2に対応した防潮堤10.3kmを整備する計画に基づき、海岸防災林等の嵩上げを実施中。(県の森林整備と連携)
遠州灘 袋井市 市が、令和5年度までにL2に対応した防潮堤5.35kmを整備する「袋井幸浦の丘プロジェクト」として、海岸防災林の嵩上げを実施中。(県の森林整備と連携)
遠州灘 掛川市 市が、令和8年度までにL2に対応した防潮堤9.0kmを整備する防災林強化事業「掛川潮騒の杜」として、海岸防災林の嵩上げを実施中。(県の森林整備と連携)

遠州灘 駿河湾

御前崎市
  • 平成30年度、周辺より低い防災林のL1津波高相当の嵩上げが完了。
  • L1津波高を上回る防潮堤の整備(延長8.8km)については、当面行わないことを令和3年11月に公表した。
駿河湾 牧之原市
  • 市が、L1施設整備された海岸からL1を上回る高さで盛土等の整備を進める「牧之原市減災計画基本計画書」を令和2年3月に策定した。
  • 令和3年1月に駿河海岸榛原工区の防潮堤整備に着手した。(T.P.+8.0m)
駿河湾 吉田町
  • 町が、「シーガーデンシティ構想」を策定し、L2に対応した「防潮堤と一体となった盛土」等の整備を進めていくことを表明した。
  • 令和2年度末に駿河海岸川尻工区(延長1.49km)が竣工し(T.P.+11.8m)、令和3年度に駿河海岸住吉工区(延長2.29km)の粘り強い構造の海岸堤防整備に着手。
駿河湾 焼津市 市が、「潮風グリーンウォーク」として、駿河海岸の栃山川から大井川港の間(延長5.1km)を対象に、L1を上回る高さ(T.P.+8.2m)で「防潮堤と一体となった盛土」等の整備を進めている。

関連リンク

地図:図1静岡モデル横断図

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事例紹介

浜松市沿岸域の「静岡モデル防潮堤」

2020年3月に防潮堤本体工事が竣工しました。

写真:図2浜松市沿岸域の事例

中東遠地域等の「静岡モデル防潮堤」

他工事で発生した土砂を盛土材に活用し、さらに県の「ふじのくに森の防潮堤づくり」と連携して整備を進めています。
防潮堤には、地域のみなさんと力を合わせて植樹をしています。

写真:図3中東遠地域等の事例

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このページに関するお問い合わせ

交通基盤部河川砂防局河川企画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3038
ファクス番号:054-221-3380
kasenki@pref.shizuoka.lg.jp