賀茂農林事務所管内の概要

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ページID1033846  更新日 2023年7月5日

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地図:賀茂農林事務所の所管区域

当事務所の管内は、伊豆半島のほぼ中央部にある天城連山を境とし、その南側に位置する下田市及び賀茂郡の5町(東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町)です。


  • 当地域は、東は相模灘、西は駿河湾、南は太平洋と、三方を海に囲まれ、すべての市町で豊富な温泉が湧出しています。また、温暖で風光明媚な自然環境に恵まれ、天城山系の一部と海岸地帯が富士箱根伊豆国立公園に指定されており、首都圏をはじめ各地から数多くの観光客が訪れる日本有数の観光リゾート地となっています。なお、伊豆半島は平成24年9月に「日本ジオパーク」に認定され、平成30年4月には世界ジオパークに認定されています。
  • 総面積は58,355haで県全体の7.5%を占めています。(出展:静岡県統計年鑑2018)人口は62,320人(令和2年5月1日現在)で県全体の1.7%を占め、内訳は男29,851人、女32,379人です。(住民基本台帳月報(令和2年5月1日現在))
  • 耕地面積は、1,535haで県全体の2.4%を占めており、内訳は、田437ha、畑1,098ha、で、畑が70%以上を占めています。(出展:平成28年~29年農林水産統計年報)
  • 森林面積は47,150haで県全体の9.5%を占めており、森林率は80.8%です。また、森林面積の82.4%が民有林で、このうち人工林率は43.5%で県平均(58.8%)に比べて低く、広葉樹林が多いことが特徴です。(出展:静岡県森林・林業統計要覧(令和元年度版))

農業の概要

写真:花と果実が一緒に実るニューサマーオレンジ

平坦地や海岸線の傾斜地では、温暖な気候を利用していちごやさやえんどう等の野菜類、ニューサマーオレンジ等の中晩柑やハウスみかんを主体とした果樹類、カーネーションやマーガレット等の花卉類の栽培のほか、伊豆の特産として「桜葉」等が栽培されています。また、山間部では、天城山の清流を活かした「わさび」の生産が盛んであり、県内でも特色ある産地を形成しています。

農村整備の概要

写真:松崎町道部の棚田

賀茂地域は、農地の多くが小規模、急傾斜で分散しており、高齢化や過疎化が進行しています。しかし、温暖な気候条件を活かした花卉類や柑橘類など、多彩な農業が営まれ、美しい自然・景観に恵まれた農村集落が点在しています。

農村整備では、本地域の特性に応じた農業生産基盤や農村環境を整備すると共に、観光業と連携した都市農村交流による地域づくりを推進しています。

森林整備の概要

写真:整備された林道

管内の森林は、木材の生産のほか、水源涵養、県土の保全、二酸化炭素の吸収等の機能に加え、観光地としての「景観」機能も期待されています。

当事務所では、これら森林の持つ多様な機能が十分に発揮されるよう、地域の特性に応じた間伐材の利用や林道の整備、担い手の育成等に取り組んでいます。

また、広葉樹・竹林を利用したしいたけ・たけのこ・炭焼き等の特用林産物の生産を推進しています。

治山事業の概要

写真:土砂の流出を防ぐ治山施設

管内の地質は脆弱な火山性地質ながら、近年、山間地への宅地化が進みつつあります。

そうした現状を踏まえ、県民の生命・財産を守るため、災害に強い県土づくり、水源涵養機能の強化、豊かな環境づくりを積極的に推進しています。

また、賀茂地域は全国有数の観光地でもあり、保安林の適切な整備とともに、秩序ある森林の利用を図っています。

このページに関するお問い合わせ

賀茂農林事務所
〒415-0016 下田市中531番地の1
電話番号:0558-24-2074
ファクス番号:0558-24-2163
kamonou-soumu@pref.shizuoka.lg.jp