あなたの家の立地条件を確認しよう

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ページID1030216  更新日 2023年1月11日

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避難について考え行動に移すとき、真っ先にしていただきたいことは、あなたの家の立地条件を知ることです。静岡県や各市町では、いろいろなデータを用意していますので、日ごろからあなたの住む地域の危険を確認しておき、的確な避難行動ができように準備しておいてください。

まず、あなたの家の立地条件を確認してください

科学がどんなに進んでも、地震や台風などの自然現象の発生そのものをおさえることはできません。しかし、あなたの地域に潜む危険を知り、適切な防災対策をとることによって、自然現象がもたらす被害を最小限におさえることはできます。少しでも被災を減らす、つまり「減災」の考え方が大切です。
まず、あなたの家の立地条件を確認してください。南海トラフ地震による「想定震度」と「液状化危険度」、「津波浸水想定区域」や「土砂災害危険箇所」、「延焼危険度」、「洪水浸水想定区域」などについては、市町や県のホームページ、静岡県防災アプリ、国土交通省が提供する「重ねるハザードマップ」などで確認できます。市町では、危険箇所を地図にした「ハザードマップ」を作り、各家庭に配布したり、ホームページ上で公開しているところもありますので、問い合わせてみましょう。

イラスト:地域に潜む危険を確認

想定震度

千年から数千年に1回程度起こるとされる南海トラフ巨大地震は、静岡県では駿河湾から西の領域が震源域となる直下型の地震となるため、県内は強い揺れにおそわれます。
県内の人が多く住んでいる地域の多くが、震度6強から震度7の揺れにおそわれる想定となっています。

液状化危険度

県民が多く住んでいる平地は、河川が運んだ土砂が堆積してできた比較的新しく、柔らかい土地で、地下水も豊富な場所です。このため、地震の揺れが加わると、揺れが大きくなったり、普段は固いと思われている土地でも液状化現象が起こりやすい場所があります。液状化現象は、河川沿いや埋め立て地で予想されます。

津波浸水想定区域

大規模な地震が海域で発生すると、沿岸には津波が襲来し、災害を引き起こします。
特に駿河湾内を震源域に含む地震が発生すると、早いところでは地震の発生直後から数分程度で津波が押し寄せ、さらに何回か繰り返し襲ってきます。
南海トラフ巨大地震が発生した時、県内の海岸で想定される津波の最大の高さは10~15mで、所によっては33mに達する津波が襲ってくると予想されています。こうした津波で浸水が予想される範囲を「津波浸水想定区域」といいます。

土砂災害危険箇所

地震や大雨に起因する土砂災害には、急傾斜地崩壊(山・がけ崩れ)、土石流、地すべりによるものがあります。これらの現象が起こりやすく危険な場所を土砂災害危険個所として示されています。土砂災害危険箇所には、次の2つの区域が指定されています。

  • 土砂災害が発生した場合に、住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、土砂災害を防止するために警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域を「土砂災害警戒区域」
  • 土砂災害が発生した場合に、建築物の損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域を「土砂災害特別警戒区域」

延焼危険度

火災が発生した時、木造家屋が密集し、道路も狭いなどの原因で周囲への延焼が起こりやすくなります。その危険性を示すものです。近年、町の中の区画整理やビル化が進み以前よりは延焼の危険性は少なくなりつつありますが、昔からの街並みが残る所では延焼の危険性が高い状態が残っています。このような所では、火を出さない、火が出たらすぐ消火することが重要です。

洪水浸水想定区域

国が管理する河川と一部の県が管理する河川について、各河川ごとに考えられる最大規模の降水によって引き起こされる河川洪水による浸水域を想定したものです。近年、全国で毎年のように発生している大規模洪水による浸水域は、事前に示されているこの最大規模の降水を想定した洪水浸水域にほぼあった領域で発生しています。

地域に潜む危険は、こうしたことだけでなく、高圧電線、危険物を保管している工場といった場所などがあります。あなたの周囲の危険を正確に把握し、防災対策に役立ててください。

このページに関するお問い合わせ

危機管理部危機情報課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2644
ファクス番号:054-221-3252
boujou@pref.shizuoka.lg.jp