カテゴリー2(各種台帳の整備)
自主防災組織に必要な台帳は、「自主防災組織台帳」、「世帯台帳」、「人材台帳」、「避難行動要支援者台帳」です。これらの台帳は、「組織内にどのような人がいるのか」「災害時に技術的に活用できる人はいるのか」「特に支援を必要とする人はどこに何人いるのか」などを把握するために重要な台帳となります。
リーダーは常にこうした台帳を活用して「だれが、どこに」いるか的確に認識しておく必要があります。さらに、地域内の団体等(事業所・各種ボランティア団体・女性の会・消防団・青年団・学校・福祉団体等)について把握し、連携することができると、より幅広い活動ができることになります。
ただし、これらの台帳については個人情報やプライバシーに関わる事項もありますので、保管の方法については十分注意してください。
<自主防災組織台帳とは>
組織の世帯数、役員、防災訓練、研修会、講演会等の活動の状況や危険箇所、避難場所(避難地)及び装備品など自主防災組織の概要を年次ごとに記録しておくものです。年次ごとに人数や資機材などを点検の上、見直しが必要で、特に会長の引き継ぎ時には必ず次の会長に理解してもらうことが必要です。
<世帯台帳とは>
各世帯ごとに、構成員の属性や居場所について記入する台帳です。この台帳は避難場所(避難地)や避難所での世帯人員の確認やケガをした場合の血液型の確認などに活用します。ただし、個人情報やプライバシーに係ると考えられる項目については当事者の了解を得る、若しくは書かなくてもよいこととするなどの配慮が必要です。
<人材台帳とは>
災害時の応急救護や救出救助、情報通信などに活用できる資格・技能を持った人材をまとめておく台帳です。
<避難行動要支援者台帳(名簿)とは>
地域に在住する「避難行動要支援者」を把握するための台帳で、事前に避難誘導の担当を決めたり避難場所(避難地)や避難所での対応を考える上でも重要な台帳です。この台帳の作成にあたっては、地区の民生・児童委員の協力も必要となります。また、個人情報やプライバシーの保護については十分注意するようにしてください。
要配慮者とは・・・防災施策において特に配慮を要する方です。一般的には高齢者、障害のある人、外国人、乳幼児、妊産婦などです。
避難行動要支援者とは・・・災害時に、自力で避難することが難しく、支援を必要とする方です。
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このページに関するお問い合わせ
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