しずおか文化財ナビ 米塚古墳群

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ページID1021415  更新日 2023年8月31日

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写真:米塚古墳群

よみ
よねづかこふんぐん
指定区分、指定種別
県指定/記念物 ・ 史跡
指定日
1974年4月18日
員数
所在地
静岡県磐田市藤上原ほか
一般公開有無
駐車場の有無
公開情報
随時

所有者情報

  • 磐田市
  • 〒438-0077 静岡県磐田市国府台3-1
  • 電話番号:0538-32-9699

文化財の説明

【指定資料】 当古墳群は、磐田原台地西縁、標高100m、国指定史跡銚子塚古墳及び小銚子塚古墳の北約450mの地域に位置し、磐田原第50号古墳(通称米塚古墳)を中心として現在9基の古墳からなる一群を構成している。中心の米塚古墳は直径40m、高さ6mの墳丘を持ち、幅7mの墳丘をめぐらし、墳丘表面に石も葺かれた当地方の代表的大型円墳である。なお、周辺の古墳は直径10m内外、高さ1m内外の小型円墳である。
【紹介資料】 磐田市の北部、磐田原台地の西縁にあり、西側には天竜川が形成した平野を一望することができます。平野との標高差は約70mあります。台地縁には古墳が多数分布しているほか、旧石器時代の集落跡も多数存在しています。
米塚古墳群は12基の円墳で構成されていますが、現存するのは9基で、うち8基が史跡指定されています。
この古墳群のうち、最も大きいのが米塚古墳(1号墳)です。直径40m、高さ6mの二段に造られた円墳で、裾には幅7mの堀が巡っています。発掘調査が行われていないため構造等はよくわかっていませんが、墳丘には葺石があるようです。埴輪は発見されていません。このほかに、径10m前後の円墳が台地の縁に沿うように分布しています。
米塚古墳は、古墳時代中期、そのほかは後期のものと考えられます。
なお、米塚古墳の南東40mのところに、径16.5mの2号墳と径30mの3号墳があり(すでに消滅)、3号墳からは土器(須恵器・土師器)、玉類、銀環、鉄鏃、鉄製の馬具などが出土しています。
史跡指定の面積は5,650平方メートルあります。特に公園としての整備は行われていませんが、冬には木の葉が落ちて、古墳の形がよくわかります。
(静岡県教育委員会1998『静岡県文化財ガイドブック 原始・古代の史跡』より)

地図情報

地図

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
bunkazai@pref.shizuoka.lg.jp