新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況調査結果について（第4報）
1 要旨
コロナ入院患者確保病床を有する医療機関から、令和5年5月15日〜9月3日までの間に報告のあった新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上となった入院患者について、第4報としてとりまとめたので報告します。
2 概要
| 目的 |
新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上の患者の年代、ワクチン接種状況、基礎疾患等の情報を集計・分析し、医療機関への情報提供や県民への注意喚起・接種勧奨等に役立てる。 |
|---|---|
| 調査対象 |
令和5年5月8日以降に入院している方のうち、以下のいずれかの方
|
| 方法 | 協力していただける県内病院がGoogleフォームに入力した情報（個人が特定できない形式）を、県が定期的に集計・分析を行う。 |
| 調査項目 |
※パフォーマンス・ステータス（日常生活自立度）とは患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0〜4の5段階で表した指標。グレード1以上は日常生活動作に何らかの制限が生じている状態。 |
3 結果
| 回答数 |
314人（第3報までに報告済みの221人を含む） |
|---|---|
| 重症度 |
中等症2 ：305人・重症 ：7人・脳炎/脳症：2人 |
| 年代 |
65歳以上が267人で85%を占めた。 年代別では、80歳代が最多で約4割を占めた。 |
| 性別 | 男性197人・女性117人 |
|
基礎疾患（複数回答あり） |
上位3疾患は、心疾患145人（約5割）・糖尿病59人（約2割）・呼吸器疾患54人（約2割）だった。 |
| ワクチン接種状況 | 65歳以上の中等症2以上の人は、県の65歳以上全体と比べて、未接種者（0回接種）が多く（20％対6％）、5回以上接種者が少なかった（38％対71％）。 |
| 発症前パフォーマンス・ステータス（PS） |
何らかの活動制限のある人（パフォーマンス・ステータス1以上の人） 249人（79％） |
添付ファイル
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静岡県の新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況（第4回：2023年5月15日〜9月3日） （PDF 1.1MB）
調査結果の詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。
関連情報
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