富士健康福祉センターレジオネラ感染症

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ページID1033449  更新日 2023年1月11日

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レジオネラ症発生防止のために・・・

レジオネラ属菌とは

自然界の土壌、河川などに生息している細菌です。細菌捕食性アメーバに寄生して増殖します。

レジオネラ症の症状

レジオネラ肺炎とポンティアック熱の2病型に分けられます。

レジオネラ肺炎は倦怠感、頭痛、乾性の咳、膿性血痰、高熱、中枢神経症状等の症状がみられます。

潜伏期間は2~12日といわれ、重症化することがあるので、早期の診断と適切な治療開始が重要です。

ポンティアック熱は肺炎を伴わない高熱、頭痛が主症状で、風邪の症状と似ています。予後は良好で、2~5日で自然治癒し、重症化しません。

感染場所

クーリングタワー(空調冷却塔)の周辺、土木工事の風下、循環ろ過装置を使用している浴槽(いわゆる24時間風呂含む)などで、レジオネラ属菌を含んだ微細な水滴(エアロゾル)を吸い込むことにより感染します。人から人への感染はありません。

循環ろ過装置を使用している浴槽での注意点

  1. 貯湯タンクを摂氏60度以上に設定しましょう。
  2. 浴槽水の遊離残留塩素濃度を0.2mg/Lの濃度に常時保つようにしましょう。
    レジオネラ属菌の消毒には、塩素剤の効果が確認されています。消毒装置が設置されているから安全とはいえません。
    消毒装置から、消毒液が十分量出ていることが確認できていますか?
  3. ろ過装置自体(集毛器、ろ過器、配管等)がレジオネラの供給源にならないように清掃、消毒を日々徹底しましょう。
  4. 循環ろ過装置メーカーにろ過装置の管理方法をよく聞き、適切な管理を行ないましょう。

公衆浴場・旅館業営業者の方へ

静岡県では、レジオネラ症の発生を防止するため、旅館業法、公衆浴場法に基づく条例を改正し、平成16年4月から施行しています。

営業者のみなさんは、条例に規定された衛生基準を遵守し、安全な入浴サービスの提供に万全を期してください。

<条例に規定された主な項目>

原湯・原水・上がり用湯・上がり用水・浴槽水の水質基準、水質検査の実施

貯湯槽の管理・・・温度保持(摂氏60度以上)、清掃、消毒浴槽水の管理、集毛器・ろ過器・配管設備の管理、気泡発生装置等の管理、消毒装置の維持管理など

このページに関するお問い合わせ

富士健康福祉センター
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2597
ファクス番号:0545-65-2288
kffuji-soumu@pref.shizuoka.lg.jp