静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・る

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ページID1082716  更新日 2026年9月25日

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こどみもたちのやりたいがまちをつくる

こどもたちの「やりたい!」が街をつくる

静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・る で見つけた、学びのカタチ

「いらっしゃいませ!」

元気な声が飛び交う、静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・る 。
ここには、小学4年生から6年生の子どもたちが「こども店長」となり、自分たちでお店を運営する「こどもバザール」があります。

お店の企画を考え、仲間と協力しながら仕事を進め、お客さんを迎える。まるで小さな「まち」のような空間です。

ま・あ・る では、このほかにも地域の企業や専門家と連携した仕事体験やものづくりなど、さまざまな活動が行われています。

今回は、館長の井野さんや子どもたちへのインタビューを通して、ここで生まれている「学び」の姿を取材しました。

こどもバザール

「やりたい」を大切にする。

ま・あ・る で一番大切にしていることは何でしょうか。

そう尋ねると、井野館長は「子どもたちの自主性を尊重することです」と教えてくださいました。

「やりたいことはできるだけ挑戦してもらう。そして、大人は一歩引いて見守る。」

この言葉を聞いて、実際に活動する子どもたちの姿を見てみると、その意味が少し分かったような気がしました。

こども店長たちは、大人から言われたことをするのではありません。
「どんなお店にしようか」
「どうしたらお客さんが来てくれるだろう」

自分たちで考え、仲間と相談しながら、お店をつくっています。

取材の中で「どんな店長になりたいですか?」と聞いてみると、
「みんなが楽しめるお店にしたい」
「また来たいと思ってもらえる店長になりたい」
「社員さんにやさしい店長になりたい」

そんな答えが返ってきました。

子どもたちの「やりたい」という気持ちを、大人が先回りして形にするのではなく、子どもたち自身が形にしていく。
ま・あ・る には、そんな子どもたちを見守る環境がありました。

こどもバザールの様子

うまくいかないからこそ、考える

自分たちでお店を運営していると、もちろん、うまくいかないこともあります。
子どもたちへのインタビューでも、「困ったこと」や「大変だったこと」がたくさん出てきました。

たとえば、一人でお店を回すのが大変だったり、自分より年上の人に仕事を教えることに悩んだり。

でも、そこで終わらないのが ま・あ・る の面白いところです。
「どうしたらいいんだろう?」

子どもたちは、自分たちで考え、試してみます。
うまくいかなければ、また考える。

井野館長も、「子どもたちが日々、小さなチャレンジをたくさん積み重ねられる場でありたい」と話していました。

取材をしていて印象に残ったのは、うまくいかなかった経験を次の挑戦につなげていることでした。

小学4年生から活動を始めたこども店長が、6年生になる頃には、説明する力が驚くほど身についていることもあるそうです。

「できるようになったこと」だけではなく、「どうしたらできるようになるか」を自分で考える。
その積み重ねが、子どもたちの成長につながっているのだと感じました。

ありがとう掲示板

人と出会うことで、広がっていく

ま・あ・る には、子どもたちだけではなく、地域の企業や大学、さまざまな分野で働く大人たちも関わっています。

仕事やものづくりの体験を通して、普段の生活では出会うことのない職種や、大人の姿を知ることができます。

井野館長からは、「大人が子どもたちから学ぶことも多い」というお話も伺いました。
大人から見ると「これは売れないのでは?」と思うようなものが、子どもたちの間では大人気になることもあるそうです。
子どもたちの自由な発想に触れることで、大人も「そんな考え方があったのか」と気づかされるそうです。

人と出会い、関わる中で、お互いに新しい発見が生まれているのだと思いました。

また、「ここに来れば、店長仲間の誰かがいる」という安心感も、子どもたちが活動を続ける大きな力になっているそうです。

学校では目立つタイプではなくても、ここではリーダーシップを発揮する子もいる。
「自分らしくいられる場所」があることも、子どもたちにとって大切な学びの環境なのだと感じました。

そして、開館から14年。

かつて「こども店長」だった子どもたちが、高校生や大学生になり、今度はボランティアやスタッフとして戻ってくることも増えているそうです。
子どもたちの成長とともに、人とのつながりも次の世代へと受け継がれていました。

こどもバザールでがんばる子どもたち

取材した職員のひと言


今回、ま・あ・る を訪れて、子どもたちが自分で考え、誰かと関わりながら、主体的に仕事に取り組んでいる姿が印象に残りました。
そのきっかけは、きっと「やってみたい」という小さな気持ちです。

少し気になっていたことに挑戦してみる。誰かと一緒に何かを始めてみる。
そんな小さな一歩が、新しい出会いや、次の「やってみたい」につながっていくのかもしれません。
私たちの身近にも、きっと新しい学びにつながる「やってみたい」があるはずです。

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