• 総合トップへ
  • ふじのくに魅力情報
  • 音声読み上げ
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • ふりがな表示 ふりがな非表示
  • 組織(部署)から探す
  • Other language
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 令和4年12月県議会定例会知事提案説明要旨 > 令和4年12月県議会定例会知事提案説明要旨2-3

ここから本文です。

更新日:令和4年12月7日

県議会開会日の提案説明

令和4年12月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】
(3)リニア中央新幹線建設に伴う大井川水系の水資源及び南アルプスの自然環境の保全

 

次に、リニア中央新幹線建設に伴う大井川水系の水資源及び南アルプスの自然環境の保全についてであります。

先月2日に、運転制御システムの状況などを確認するため、「山梨リニア実験線」に試乗いたしました。実験線42.8kmの区間で、時速500kmでの走行を体感し、新幹線と同程度の振動であることがわかるなど、運行に向けた取組が進んでいることを確認できました。

一方、10月31日に開催した県の第9回地質構造・水資源専門部会において、JR東海から、南アルプストンネル山梨工区の先進坑が、山梨・静岡県境まで920mの地点に達していること、今後、地質や湧水の調査として先進ボーリングを、山梨県側から本県側へ県境を越えて行う考えであることが示されました。

先進坑の掘削や先進ボーリングに伴い、本県内の地下水が山梨県側へ流出する懸念があることから、先月9日、JR東海に対し、回避策を示すよう文書で要請いたしました。

あわせて、JR東海が、県の専門部会で口頭で説明した、田代ダム取水抑制策に関する政府見解の根拠につきましても、文書で示すよう要請しております。

これらを含め、トンネル掘削に伴う大井川水系の水資源への影響と対策等について、今月4日に、県の第10回地質構造・水資源専門部会を開催し、JR東海と協議いたします。

先月16日の国の第5回環境保全有識者会議では、JR東海より、南アルプスの地下水位低下による高山植物などへの影響の調査方法について説明があり、意見が交わされました。議論の状況につきましては、県の生物多様性専門部会でも共有し、課題の整理等を行った上で、国の有識者会議へ伝えてまいります。

また、先月25日には、JR東海に対し、本県の諸課題を解決するために、関係都県における事業の進捗状況や課題解決に向けた取組等を示すよう、求めたところです。

今後とも、リニア中央新幹線の建設と、大井川水系の水資源及び南アルプスの自然環境の保全の両立を図るため、国と協力してJR東海との対話を進めてまいります。

 


より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?