公益社団法人土木学会「技術賞」受賞(浜松市沿岸域防潮堤事業)

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ページID1050473  更新日 2023年1月30日

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静岡県は、浜松市沿岸域防潮堤事業により令和3年6月11日に公益社団法人土木学会「技術賞」を受賞しました。「技術賞」は土木技術の発展に顕著な貢献をした事業に贈られるものです。
審査においては、

(1)百数十年程度に一度発生する比較的発生頻度が高いレベル1津波高を上回る高さの防潮堤を全国に先駆けて整備したプロジェクト
(2)岩石質材料にセメントを混合したCSG(CementedSandandGravel)を使った「粘り強い構造」の長大な防潮堤の整備
(3)CSGの周囲を盛り土した上で保安林を復元し、環境や景観に配慮
(4)CSG材料に現地で発生した砂を使用してコストを縮減
(5)民間からの多額の寄付を原資とし、地元団体で構成された「みんなでつくろう防潮堤市民の会」により機運の醸成を図るなど、「オール浜松」で事業を推進

などが評価されました。
この防潮堤の整備により、浜松市沿岸域は高い防災・減災力を持つ地域となりました。今後も、引き続き、県民の安全・安心のために地震・津波対策を進めてまいります。

CSGとは?

本防潮堤の核となる部分は、ダムの分野で実績のあるCSG工法により築造されています。

この工法は、砂礫等にセメント、水を添加し、練り混ぜて製造したCSG材を丁寧に締め固めるものです。

本防潮堤では、浜松市天竜区の阿蔵山の土砂と現地で発生した砂を混ぜてCSG材を製造し、高度な品質管理のもと建設しました。

浜松市沿岸域防潮堤写真
浜松市沿岸域防潮堤

技術賞受賞の盾
県庁東館2階県民サービスセンターにて展示中

このページに関するお問い合わせ

交通基盤部河川砂防局河川企画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3038
ファクス番号:054-221-3380
kasenki@pref.shizuoka.lg.jp