あっせん事例(詳細) 退職10
職場での十分な指導がないまま技能未熟として退職に追い込まれたとして、退職条件の上乗せを求めてあっせんを申請した事例(個人と会社の間のトラブル)。
申請者
労働者側
事案の概要
労働者Aは、ハローワークの障害者専用求人によりB社に応募し、勤務を開始した。AはB社に対し、障害はあるが一般従業員と同じように働けると伝え、前職での経験もあることから、即戦力として期待された。しかし、技能が未熟だとして上司から叱責を受けるようになり、自主退職した。Aは、職場での十分な指導がなかったこと等を不満とし、退職条件の上乗せを求めてあっせんを申請した。
労働者側の主張
面接において、前職での経験は、単純作業が中心だと説明したにもかかわらず、十分な指導もなく、いきなり仕事を任された。うまくできなのは当然である。
使用者側の主張
Aからは、経験者だと聞いていたため、即戦力として期待していたが、実際は技能が未熟であった。
結果 【解決】
B社には、契約書の交付の遅れなど、労働条件の明示に関して手続きに不備があったことから、調整の結果、Aの退職とB社のAに対する解決金の支払いにより解決に至った。
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