航空隊から

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ページID1030301  更新日 2023年1月11日

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静岡県消防防災航空隊は平成9年4月1日より県内8消防本部から8名の隊員を迎え静岡県内の安全を空から守っています。

航空救助業務は、活動の特殊性と職務の危険性を考慮して予期せぬ事象が発生する可能性が高いため二次災害を起こさないよう最大限の安全管理に心がけて活動しています。

またヘリコプターは「全天候型ではない」ということです。基本的にヘリコプターは有視界飛行でありますので視界が確保できなければ飛行できませんし、天候悪化が明らかである場合は飛行を断念しなければならないことがあります。しかしながら、災害は多種多様化し航空救助もそれに対応していかなければなりません。そんな中、訓練ではあらゆる事案に対応出来るように常に問題提起を各隊員間で行い実践しています。

最後に、災害は「起こらない」「起こさない」事が最善なのですが、もし起こってしまった場合の対応と未然に防ぐアドバイスを下に記しましたので、ぜひ参考にして下さい。

今までの救助出動の事例から、皆さんにお伝えしたいこと。

山を愛する方へ

  1. 地上からはヘリが見えても、ヘリからは確認出来ない場合があります。尾根の上等で救助を待ちましょう。
  2. 救助のヘリにで合図を送ると光の反射でよく見えます。手軽な装備なので、是非お持ちください。また衣服やタオル等を大きく振ったりするのも有効です。
  3. 滑落事故の多くが登山道以外の下りで起きます。絶対に道のない沢を下るのは止めましょう
  4. 夜間等の視界が悪い時の移動中に滑落等のケースがあります。夜はなるべく行動せず、迷った場合は朝まで待って移動しましょう。
  5. 登山計画書の提出はもちろんのこと、近くの山の場合でも、家族の方に行く先(行程)と帰宅予定日時を連絡しておきましょう。
  6. 山の天気は非常に変わりやすく事故が起こりやすいため、無理な行程は避けましょう。
  7. 滑落事故で動けなくなり、数日後に発見され無事生還された方がいらっしゃいます。万が一事故に遭われても、決してあきらめないでください。また予備の「水と食料」を用意しましょう。
  8. 携帯電話は使えない場合が多いです。使用可能ならば、警察・消防の指示に従い残バッテリーを大切に。アマチュア無線機(※免許が必要です)も同様です。

海を愛する方へ

  1. 海で流された場合、体力が勝負です。漂流物等があればつかまって体力を温存しましょう。浮かんでいれば、助けが来るまでの時間を稼げます。
  2. ウェットスーツは体の保護、保温と同時にその浮力で、あなたの生命を守ります。ウェットスーツや救命胴衣を着用しましょう。
  3. 単独で、仲間から長時間離れる場合は、連絡しておきましょう。誤報のもとになります。
  4. 水難事故における救助は時間の勝負です。仲間だけで捜索するのではなく、事故が発生したら、すぐに118番(海上保安庁)、119番(消防)に連絡しましょう。
  5. 増水している河川は非常に危険です。川遊びは安全な場所と時を選びましょう。
  6. アルコールを摂取しての水遊びは危険です。アルコールはほどほどに……。
  7. 溺れている方を助けるときは、まず、自分の安全を確保して救助しましょう。
    • できるだけ、水に入らず、ロープや棒、竿等を使い救助する。
    • 自分が水に入る場合は、ウェットスーツや、救命胴衣を必ず着用する。
  8. 防水パックを使用した携帯電話を携行しましょう。そうすればいち早く救助の手が差し延べられます。

このページに関するお問い合わせ

危機管理部消防保安課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2073
ファクス番号:054-221-3327
shoubo@pref.shizuoka.lg.jp