更新日:平成19年6月15日
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県議会開会日の提案説明 |
平成17年2月 県議会定例会知事提案説明要旨
【4.項目別重点施策】
(2)健康で心ふれあう、安心社会づくり
(健康で心ふれあう“安心社会”づくり)
第2は、「健康で心ふれあう、安心社会づくり」であります。
ア 日本一の健康県づくり
はじめに、日本一の健康県づくりについてであります。
<ねんりんピック静岡2006>
平成18年10月に開催する「ねんりんピック静岡2006」につきましては、昨年7月に実行委員会を設立し、会場となる市町及び競技主管団体と連携を図りながら、具体的な開催準備を進めているところであります。
この大会を契機に、高齢者をはじめとする多くの県民の皆様が、スポーツや文化活動に日常的に取り組むことにより、健康でいきいきとした生活が送れる健康県を目指してまいります。
<健康筋力づくり>
また、県総合健康センターを拠点に、筋力づくりに着目した科学的なトレーニングシステムによる寝たきり予防のための歩行能力向上やリハビリテーション研究、青少年の体力向上などの調査研究を行い、その成果を広く県内の市町村に普及してまいります。
<がん対策>
県民の死亡原因の第1位を占めるがん対策につきましては、県立静岡がんセンターを中心に関係機関と連携し、がん発生予防の普及啓発、早期発見のための住民検診とその精度管理、医療相談や医療従事者研修など、予防から医療まで保健医療が一体となった総合的な対策を推進してまいります。
特に、女性のがん罹患率第1位である乳がんにつきましては、死亡率減少効果のある検診を推進するため、乳房のX線撮影を行うマンモグラフィの整備を図るとともに、検診に対する普及啓発活動を推進していくこととしております。
<県立総合病院>
県立総合病院につきましては、壮年期死亡率を全国一低くすることを目指し、3大死因であるがん、心疾患、脳血管疾患対策として、心疾患集中治療室や心臓血管撮影室などを備えた、最先端かつ高度な医療を提供できる「循環器病センター」を、平成20年6月を目途に整備してまいります。
また、がんの早期発見や循環器疾患のより的確な診断に効果を発揮するPET(陽電子放射断層撮影装置)を導入し、地域の医療機関に開放する「PETセンター」も整備してまいります。
<県立こども病院>
県立こども病院につきましては、平成18年度末に完成予定の新外科病棟の中に、安心して出産ができる「周産期センター」の整備を進めておりますが、センターの本格稼動に先立ちまして、この4月から超音波検査や出産方法などの指導を行う周産期超音波外来を開設いたします。