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更新日:平成19年6月15日
平成18年2月 県議会定例会知事提案説明要旨【4 項目別重点施策 <10の分野の日本一に挑戦>】(6) 「産業活力日本一」への挑戦第6は、「産業活力日本一」への挑戦であります。
ア 「静岡トライアングルリサーチクラスター形成事業」の推進はじめに、「静岡トライアングルリサーチクラスター形成事業」の推進についてであります。
本県経済は、景気回復の動きを続けておりますが、中小企業においては、売上げの増加が必ずしも収益の増加に結びついていない企業も多いことから、付加価値が高く、国際競争力のある製品開発を促進し、販路拡大などに努める企業を積極的に支援していく必要があります。
このため、東部・中部・西部の産学官連携による3つの産業集積プロジェクトを「静岡トライアングルリサーチクラスター形成事業」と位置付けて、戦略的に展開しているところであります。
まず、富士山麓先端健康産業集積(ファルマバレー)プロジェクトでありますが、昨年秋に開所した静岡がんセンター研究所を拠点として、医看工連携による研究活動を本格的に進めておりますが、来年度は、第1次戦略計画期間の最終年度となりますことから、これまでの成果や課題について、民間の方々からの検証と評価をいただいた上で、平成19年度からの第2次戦略計画を策定してまいりたいと考えております。
県西部地域における光技術関連事業では、地域結集型共同研究事業で整備・試作した各種レーザーシステムを、浜松工業技術センターに設置し、幅広く産業に応用していただけるよう地域企業等に開放するとともに、レーザーワークショップなどを通じた人材養成などにも取り組んでまいります。
県中部地域のフーズ・サイエンスヒルズにおいても、機能性食品などの試作が進んでおりますことから、機能性食品等の製品化に不可欠な基本的設備を、静岡工業技術センター内に設置し、新商品の迅速な開発を支援してまいります。
イ 地域産業の振興次に、地域産業の振興についてであります。
意欲的な事業展開を図る中小企業を支援するために、新商品、新技術等の開発や販路開拓に対する総合的な助成制度を新たに創設するとともに、中小企業向け制度融資について、経営革新等貸付の対象に異分野連携により新たな事業活動に取り組む中小企業者等を追加するほか、地震災害防止対策資金の融資利率の一部引下げを行うなど、中小企業の資金供給の円滑化を図ってまいります。
企業誘致につきましては、市や町との連携を強化し、国内外に向けた本県の立地優位性のPRや優遇制度の充実、ワンストップサービスによる操業までの各種手続きの迅速化を図るとともに、新たな工業用地の造成に関連して市や町が実施する公共施設整備を支援することによって、企業ニーズに対応した工業用地の安定的な供給に努めるなど、引き続き、企業立地を促進してまいります。
ウ 農林水産業の振興次に、農林水産業の振興についてであります。
近年の食に対する消費者ニーズの多様化やグローバル化の進展、食の安全・安心や農林水産業の持つ多面的機能への関心の高まりなど、食料・農林水産業・農山漁村を巡る情勢の変化を踏まえ、現在、「静岡県農林水産業新世紀ビジョン」の中間見直しを進めており、3月末に新たなビジョンを公表する予定であります。
また、昨年12月県議会において制定された「静岡県民の豊かな暮らしを支える食と農の基本条例」の趣旨を踏まえ、平成22年の本県の農林水産業及び農山漁村地域の姿を見据えて、ビジネス経営体を核とした活力ある農林水産業の確立、消費者重視の安全・安心で豊かな食生活の提供、都市との共生・対流による魅力ある農山漁村の創造などに関する施策を重点的に実施し、県民の豊かな暮らしの実現を図ってまいります。
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