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更新日:平成30年3月27日

県議会開会日の提案説明

平成30年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.人づくり・富づくりのための重点的な取組】
(7)“ふじのくに”の魅力の向上と発信
1.「スポーツの聖地づくり」

 

政策の第7の柱は、「“ふじのくに”の魅力の向上と発信」であります。

東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピック自転車競技とラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)という、2つの世界的なスポーツイベントが、間もなく本県で開催されます。正に、世界の檜舞台であり、世界中の人々が本県に注目する絶好の機会となります。大会の開催に向けて、全庁を挙げて取り組むため、その司令塔として、新たに「スポーツ担当部長」を設置するなど、組織体制を大幅に強化いたします。また、両大会の組織委員会への派遣職員も増員し、ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)では、県内に地域支部を開設するなど、国や組織委員会と、より緊密に連携を図りながら、大会の成功に向けて、着実に準備を進めてまいります。

 

はじめに、スポーツの聖地づくりについてであります。

 

 東京2020オリンピック・パラリンピックにつきましては、本県で開催する自転車競技の成功に向けて、昨年11月10日に設置した東京オリンピック・パラリンピック自転車競技静岡県開催推進委員会を中心として、輸送・セキュリティ対策、機運醸成、国内外からの来訪者に対するおもてなしなどの準備を進めてまいります。

特に、輸送につきましては、大会が、観光シーズンと重なる夏に開催されることから、地域の交通状況を把握しつつ、住民の日常生活や観光誘客への影響を最小限に抑えられるよう、交通輸送対策を進めるほか、国内外からの来訪者に対応するため、交通誘導や観光案内を行う都市ボランティアの育成に取り組んでまいります。

また、今月3日のIOC理事会におきまして、オリンピック自転車競技ロードレースのゴール及び個人タイムトライアルの会場を、小山町の富士スピードウェイとすることが承認されました。この結果、オリンピック自転車競技4競技のうち、3競技が本県で開催されることになりました。大会の成功に向けて、市町等との連携をさらに強化し、万全の準備を進めてまいります。

あわせて、県内への事前キャンプの誘致につきましては、より多くのキャンプが実施されるよう、市町の誘致活動を支援し、全県を挙げて、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックに向けた取組を推進してまいります。

 

 サイクルスポーツの県づくりにつきましては、オリンピック・パラリンピック自転車競技が開催される東部・伊豆地域におきまして、バイシクルピットや矢羽根型路面標示の設置など、サイクリストを受け入れるための環境整備を進めております。また、他の地域に先行して、官民が協働してサイクルスポーツ県づくりを実践する取組が進められております。

来年度は、この東部・伊豆地域で実践する取組を、中部、中東遠、西部の3地域にも広げ、各地域の特色を活かした事業を展開し、静岡県全域をサイクルスポーツの聖地として、国内外に発信してまいります。また、サイクルスポーツの聖地の実現に向けたビジョンを市町や県民の皆様と共有しながら、ハードとソフトの施策を総合的に進める指針となる自転車活用推進計画を策定してまいります。

 

 ラグビーワールドカップ2019につきましては、先月、大会チケットの先行抽選販売が開始されました。来月19日からは、エコパスタジアムで開催される試合について、県民の皆様を対象とした開催都市住民向け先行抽選販売が、いよいよ始まります。エコパスタジアムでは、日本対アイルランドの一戦をはじめ、強豪国による熱戦が繰り広げられます。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」という、大会キャッチフレーズのとおり、世界最高峰のラグビーを体感する、大変貴重な機会であります。満員の観客でスタジアムが埋め尽くされるよう、多くの皆様にお越しいただきたいと思います。

来年度は、大会の成功に向けて、準備を加速してまいります。大会ボランティアの募集や、主要な駅などの都市装飾を行うほか、交通輸送や警備などの計画を策定いたします。また、本年5月には大会開催の500日前イベント、9月から11月にかけては1年前イベントを実施するほか、ラグビートップリーグの選手を講師として招き、小学校で出前授業を行う「スクラム先生プロジェクト」を展開するなど、大会の機運醸成を図ってまいります。

会場となるエコパスタジアムにつきましては、仮設トイレや、記者席などの改修の設計に新たに着手するほか、可動席や競技用照明など、大会の開催に必要な施設整備を着実に進めてまいります。

 

 競技力の向上につきましては、昨年開催された国民体育大会の総合順位は17位と、目標とする8位以内に向けては、道半ばであります。

このため、来年度は、得点力向上につながる競技種目の強化活動を重点的に支援するとともに、大会での活躍が有望なアスリートや優秀な指導者を雇用して本県の競技力の向上に協力する企業などを支援する仕組みや、競技団体への支援内容に競技用具の整備を追加するなど、新たな取組を加えて、スポーツ王国しずおかの復活に取り組んでまいります。

 

 高校生最大のスポーツの祭典である全国高校総体、いわゆるインターハイにつきましては、本年7月から8月にかけて、本県を含む東海地区の4県で開催されます。

先月の第26回全日本高校女子サッカー選手権大会では、本県の藤枝順心高校が全国制覇し、大きな盛り上がりをみせたところでありますが、本県では、女子サッカーが藤枝市、自転車競技が伊豆市で実施されるなど、県内各地で6競技8種目が開催されます。各県の代表を「おもてなしの心」で温かくお迎えして、選手が最高の力を発揮し、多くの県民が熱い感動を覚える祭典となるよう、大会の準備に、万全を期してまいります。全国から多くの選手、観客が訪れるこの大会の盛り上がりが、東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックの機運醸成につながるものと期待しております。

 


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