しずおか文化財ナビ 沼田・大坂の湯立神楽(大坂の湯立神楽)

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ページID1020875  更新日 2023年11月4日

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写真:沼田・大坂の湯立神楽(大坂の湯立神楽)

よみ
ぬまた・おおさかのゆだてかぐら(おおさかのゆだてかぐら)
指定区分、指定種別
国指定/民俗文化財 ・ 無形民俗文化財
指定日
2022年3月23日
員数
所在地
静岡県御殿場市大坂区大坂浅間神社
一般公開有無
駐車場の有無
公開情報
月26日以降の土曜日ほか 大坂浅間神社

文化財の説明

本件は、静岡県御殿場市沼田区及び大坂区に伝わる獅子が湯立を行う神楽である。沼田では、沼田子之ねの神社例祭の宵祭に同社境内で、大坂では盆(7月23日~26日)明けの最初の土曜日の晩に大坂浅間(せんげん)神社で湯立が行われる。
両地区とも、神社境内に釜を据え、その四方に忌竹(いみだけ)を立て注連縄(しめなわ)を張りめぐらした釜場を設ける。塩を振って先導する者が獅子に付き、獅子は剣や鈴などを手に持ち、釜場やその近くなどで、笛や太鼓の囃子や神楽歌に合わせて舞う。両地区とも幾つかの共通した演目があり、沼田の「釜めぐり」と大坂の「釜締め」において、獅子は、主に釜場の四辺を立ち位置として中央に向かって舞を繰り返し、湯立を行う。両地区では、湯立を行った翌日も獅子が舞う。沼田では、宵祭から本祭の一連の次第を湯立神楽と総称し、本祭では新築の庭先や境内のほか、集会所前では「八本剣」が舞われる。二人立ちの獅子が舞った後、獅子のほか鬼や天狗などの面をつけた計8人が舞うもので沼田のみに伝わる。大坂では、新盆の家々を回って獅子が舞い、悪疫(あくえき)祓いを目的とした辻切りが行われる。辻切りでは、所定の場所で獅子が「剣(つるぎ)の舞」を舞い、湯立で使用した草履を区外に向けて鼻緒を切り、草履中央に幣束へいそくを差し立てる。

地図情報

地図

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
bunkazai@pref.shizuoka.lg.jp