しずおか文化財ナビ 深沢城跡

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ページID1020879  更新日 2023年11月4日

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写真:深沢城跡

よみ
ふかさわじょうせき
指定区分、指定種別
県指定/記念物 ・ 史跡
指定日
1960年2月23日
員数
一般公開有無
公開情報

文化財の説明

【指定資料】 戦国時代の築城様式をよく伝える。深沢矢文で有名。時代:室町時代
【紹介資料】 深沢城跡は抜川と馬伏川の合流点にあり、断崖に囲まれた自然の要害を巧みに利用して築かれた平城で、北側から本丸、二ノ丸、三ノ丸と呼ばれ、東西約300m、南北約400mの連郭式城郭です。各郭は空堀によって区切られ、郭と郭は土橋でつながっており、武田氏の築城法といわれる三日月堀がよく残っています。この深沢城は相模、甲斐、駿河を結ぶ交通の要衝に位置し、今川氏によって築かれましたが、その後武田氏と後北条氏が争う場となりました。永禄12年(1569)11月、北条綱成が守る深沢城に武田軍が攻め込み、翌年1月武田氏から「矢文」が打ち込まれて、ついに北条綱成は深沢城を開城しました。その後も幾度となく争奪戦が繰り返されましたが、信玄が病死し、武田氏の勢力が弱まると武田の駒井右京之進は城を焼いて立ち去りました。深沢城跡の一角に明治12年この地を訪れた乃木希典が詠んだ詩を記念して歌碑が建てられています。
(静岡県教育委員会1997『静岡県文化財ガイドブック 中世以降の史跡』より)

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