しずおか文化財ナビ 鰐口 応永二十八年の陰刻銘あり

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ページID1020765  更新日 2023年11月4日

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写真:鰐口 応永二十八年の陰刻銘あり

よみ
わにぐち おうえいにじゅうはちねんのいんこくめいあり
指定区分、指定種別
県指定/有形文化財 ・ 工芸品
指定日
2018年4月3日
員数
1口
一般公開有無
公開情報

指定内容

【指定資料】 本品は下田市上大沢に伝来する鋳銅製の鰐口である。撞座区は無文で、外区との間に3条1組の紐帯を陽鋳し、縁にも3重の紐帯を陽鋳する。唇は出が少なく、錣状に開きとり、目はやや楕円形で出は少ない。耳は山形で、片側のみ丸みを持たし内側は扁平となる。
表面の撞座区と外区には陰刻銘文をもち、銘文から応永二十八年(1421)に、伊豆国において奉納された縁起を持つ鰐口であることがわかる。
本鰐口は小振りではあるが、室町時代中期の年号とともに静岡県に関係する地名が刻まれ、今日まで伝えられてきた貴重な資料である。
法量面径14.0センチメートル、厚さ5.0センチメートル、重さ1.2キログラム
銘文 多□吉 應永廿八年 い津のくにいな□さ□川く 能月 □□□□□□□□□

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
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