しずおか文化財ナビ 浮島沼周辺の農耕生産用具（富士市）

よみ

うきしまぬましゅうへんののうこうせいさんようぐ

指定区分、指定種別

県指定/民俗文化財 ・ 有形民俗文化財

指定日

1990年3月20日

員数

35種258点

所在地

静岡県富士市伝法66-2

一般公開有無

有

駐車場の有無

有

公開情報

富士山かぐや姫ミュージアム分館の歴史民俗資料館にて一部公開

所有者情報

• 富士市
• 〒417-0055 静岡県富士市永田町1-100

指定内容

【指定資料】　沼津市、富士市の両市域にまたがる浮島沼周辺地域はラグーン性低湿地の深田地帯で、水稲栽培にはナンバ、アゼボクリ、オオアシ等の湿田専用の農耕用具が必要であった。
ナンバ、アゼボクリはともに田下駄の類であるが、とくにナンバは下駄上でなく台板の中央に足裏の大きさに合わせて、足の両側と踵部分にコの字形の足囲いを取付け、ここに穴をあけて足を固定するための縄紐を通した独特の用具である。
新田造成、田ごしらえ、苗代、田植えから収穫、脱穀、調整までの水田稲作の全過程を網羅的に収集したこの農耕生産用具のコレクションは、湿田地帯特有の地域的特色を示す資料として貴重なものである。

地図情報

• 地図を表示する（外部リンク）