県の花「ツツジ」制定経緯
昭和40年9月21日制定
1.制定の動機
静岡県花の会連合会(設立:昭和31年11月30日・現事務局:静岡県くらし・環境部環境局環境ふれあい課内)は、昭和40年(1965年)、設立10周年に当たり、花いっぱい運動・美しい町づくり運動の一環として「静岡県の花」を選定することとしました。
2.公募
静岡県花の会連合会内に「静岡県の花を決める特別委員会」が組織され、同委員会は、昭和40年6月8日~9月10日の約3か月間県民から公募しました。
- 公募する花の条件
- 原則として花の咲くもの
- 県民の誰からも親しまれ、愛されるもの
- 栽培が容易なもの
3.募集の結果
応募総数4,869票(応募92種)
1位ツツジ(1,909票)
2位茶(1,600票)
3位ミカン
4位藤
5位あおい
4.県の花の選定
昭和40年9月21日に静岡県の花を決める特別委員会が開催され、応募上位5種の中からもっとも応募が多かった「ツツジ」が静岡県の花に選定されました。
5.ツツジ(ツツジ科Ericaceae)
庭園などに広く植えられている常緑又は落葉の低木。5月ころ開花。花が美しく、栽培が容易である。ヒカゲツツジ類、レンゲツツジ類、ミツバツツジ類、ヤマツツジ類などが県内に野生している。極めて種類が多い。
- 大葉大輪系 オオムラサキ、リュウキュウツツジなど
- 小葉種 サツキツツジ、キリシマツツジ、ミヤマキリシマなど
- 落葉種 ゲンカイツツジ、ミツバツツジ、レンゲツツジなど
なお、古い資料で県の花が「茶」となっているものがあるが、これは、昭和29年3月15日に「植物友の会」が「郷土の花」を募集したときに決められたものです。
6.猪之頭(いのがしら)のミツバツツジ
県指定天然記念物(昭和60年11月29日指定)。樹高4.6メートル・推定樹齢不詳。富士宮市猪之頭の個人宅にあります。ミツバツツジとしては、県内最大級で、4月20日ころ満開になります。
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