県内の市町長と宮城県の砂防関係事業の現場を視察!

8月28日(木曜)~30日(土曜)に、県内の市町長(13名)の皆様とともに全国治水砂防協会静岡県支部(支部長:須藤秀忠富士宮市長 事務局:砂防課)による砂防関係事業の県外視察(宮城県)に参加しました。
今回は、令和元年台風第19号(東日本台風)で大規模な水害・土砂災害が発生した丸森町をはじめ、蔵王の火山防災対策、仙台市の津波震災遺構等を視察しました。

視察初日には、須藤支部長、副支部長(菊地伊豆市長、太田森町長)とともに宮城県庁で村井知事と面会し、今回の視察を快く受け入れて頂いた関係者の皆様への御礼を申し上げました。
2日目に訪問した丸森町は、東日本台風により町南部を流れる内川流域の非常に狭い範囲で24時間587ミリメートルを記録する豪雨となり、土砂洪水氾濫が発生して甚大な被害となりました。
現在、国土交通省が直轄で特定緊急砂防事業等を実施しており、視察した五福谷川では土砂洪水氾濫で被災した河川を拡幅し遊砂地工を整備しています。
その後、丸森町役場で保科町長と災害対応について意見交換を行いました。当時の対応について、町長の率直な思いも含め、御自身の言葉で説明を受けることができ、参加者からは避難情報発令の判断や応援要請、ガレキ処理等、様々な質問が寄せられ、予定時間を超過する活発な意見交換となりました。

最終日に訪問した仙台市立荒浜小学校は、震災当時、2階にまで及ぶ津波に襲われましたが、児童・教員及び地元住民320名が屋上に避難して全員救助された小学校です。震災前年のチリ地震津波を受けて屋上避難に防災計画を変更したことで児童や教師の命が守られました。校舎は震災遺構として保存され、市内の小学生は防災学習として必ず見学するよう取り組んでいるとのことでした。
交通基盤部では、これからも市町と連携して、土砂災害による犠牲者「ゼロ」を目指し、ハード・ソフト一体となった総合的な土砂災害対策を推進してまいります。
視察先の皆様には、大変お世話になりました。ありがとうございました。
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