令和元年6月県議会定例会知事提案説明要旨4-1

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1010929  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

令和元年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.富をつくる産業の展開】(1)成長産業の育成

次に、成長産業の育成についてであります。

21世紀の基幹産業の一つとして期待されるマリンバイオ産業の振興につきましては、プロジェクトの推進機関となる一般財団法人マリンオープンイノベーション機構、通称MaOI(マオイ)機構を来月に設立いたします。理事長には、東京農工大学前学長の松永是(まつながただし)氏に御就任いただく予定であります。

また、プロジェクトの中核拠点施設となるマリンオープンイノベーションパーク、通称MaOI(マオイ)-PARC(パーク)を、来年秋の完成を目指し、清水マリンビル内に整備しております。

今後、オープンイノベーションの場となるネットワーク組織「MaOI(マオイ)フォーラム」を立ち上げ、県内外の大学や研究機関のシーズと地域企業のニーズのマッチングを促進し、マリンバイオテクノロジーを核とした多彩な産業の振興と創出を図ってまいります。

セルロースナノファイバー(CNF)につきましては、先月24日、富士工業技術支援センターに、企業の製品開発を支援する「ふじのくにCNF研究開発センター」をオープンいたしました。静岡大学がCNFの産業応用に関する研究開発に取り組むCNFサテライトオフィスを開設したほか、10月には、富士工業技術支援センターと共同研究を行う「CNFラボ」に地域企業が入居する予定であります。

センターを拠点とした産学官連携の研究開発を展開し、CNF関連産業の集積と育成を進めてまいります。