平成27年2月県議会定例会知事提案説明要旨1

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ページID1010401  更新日 2023年1月13日

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平成27年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.前文】

平成27年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

私は、国土のシンボルであり、日本の中心に位置する富士山を擁するこの地に、住んでよし 訪れてよし、生んでよし 育ててよし、学んでよし 働いてよしの日本の理想郷を築くべく、県政運営の基本理念に、富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりを掲げ、その実現に向けて全力で取り組んでおります。

その道筋を示す、総合計画後期アクションプランの進捗状況につきましては、今月10日に公表した“ふじのくに”づくり白書にお示ししたとおり、全ての施策が着実にスタートしておりますが、常に柔軟に施策の改善を図りながら、計画の実効性を高めてまいります。

来年度は、総合計画後期アクションプランの折り返しの年に当たりますことから、防災・減災と地域成長を両立する内陸のフロンティアを拓く取組や、次世代産業の創出につなげる産業成長戦略の推進など、8つの重点取組について、当初予算案に重点的に盛り込んだところであります。

知事就任以来、本県の「場の力」を生かした世界水準の魅力づくりに全力を傾注して取り組んでまいりましたが、多くの方々の御協力のもとで、世界遺産富士山をはじめ、世界農業遺産の茶草場、ユネスコエコパークの南アルプス、世界ジオパークを目指す伊豆半島、世界文化遺産候補の韮山反射炉など、県内の様々な資源について、世界水準の価値があるという評価を得ることができました。

さらに、天野浩教授の本県出身者初のノーベル賞受賞や世界最大の電気電子学会IEEE(アイ・トリプル・イー)マイルストーンに認定された浜松ホトニクス、ユネスコ創造都市の浜松市、かんがい施設遺産の深良用水など、本県の持つヒト、モノ、地域の潜在力が、世界的評価を得る形で、次々に顕在化しております。

今後とも、県民の皆様と手を携えながら、世界の人々を惹きつけ、憧れを呼ぶ“ふじのくに”の魅力をより一層高め、霊峰富士から導き出される多様な価値に立脚した、美を重んじ、和を尊び、物心ともに豊かで品格ある日本の理想郷づくりに、常に前倒しの気概をもって取り組んでまいりますので、引き続き、県議会の皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。