平成27年6月県議会定例会知事提案説明要旨1-1
平成27年6月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.「県政の課題」】（1）地震・津波対策
ただいま提出いたしました議案の概要を御説明申し上げますとともに、当面する県政の課題について、所信並びに諸般の報告を申し述べます。
はじめに、地震・津波対策についてであります。
県では、平成34年度までを計画期間とした地震・津波対策アクションプログラム2013（ニセンジュウサン）に基づき、第4次地震被害想定において推計いたしました犠牲者を、8割減少させることを目指して対策を進めております。平成26年度末時点で、162のアクションのうち、概ね9割のアクションが順調に進捗しております。進捗の遅れているアクションにつきましては、原因分析と改善策の検討を行い、引き続き減災目標の達成に向け全力で取り組んでまいります。
また、現在国では、最新の知見に基づく駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生するレベル1地震における津波の想定を検討しておりますが、本県としては、一刻も早く新しい津波の想定に対応するため、国に先んじ今月18日に、想定結果を公表いたしました。これまでの第4次地震被害想定の津波の想定を上回る結果となった地域につきましては、市町や地域住民と調整を図りながら、津波防御施設の目標高等を再検討した上で、防潮堤の整備等による津波対策を進め、沿岸地域の安全度の向上を図ってまいります。