平成26年9月県議会定例会知事提案説明要旨2-15

平成26年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】
（15）地域外交

次に、地域外交についてであります。

30年にわたり友好交流を積み重ねてきた中国浙江省につきましては、先月10日、エコパアリーナに90人の浙江省選手団を迎え、多家県議会議長を始め、県議会の皆様にも御参加いただき、「静岡県・浙江省友好交流卓球大会」を関係市町や団体等の皆様とともに開催いたしました。両県省から約300人の選手が参加した競技会のほか、浙江省選手による卓球教室に県内中高生約100人が参加するなど、スポーツを通じた幅広い世代にわたる両県省民の交流を図りました。

また、今月3日には、大須賀副知事を団長とする訪問団も参加し、浙江省において「静岡県-浙江省健康サービス発展フォーラム」を開催いたしました。行政、医療、企業関係者など約500人が参加する中、本県の健康寿命日本一の取組や介護の現場における先進的な取組を発表したほか、共同事業実施の可能性について、意見交換してまいりました。

今後とも、浙江省との幅広い分野での交流を一層深め、信頼関係に基づく交流人口の拡大につながるよう取り組んでまいります。

今年5月に「工業と農業分野での協力に関する覚書」を締結したモンゴルにつきましては、8月6日から10日までの間、髙副知事を団長とする訪問団を派遣し、本県とモンゴルの双方から31社が参加するビジネス商談会を開催いたしました。今後も覚書に基づき、経済交流の拡大を図ってまいります。

産業分野での交流を進めている米国につきましては、7月28日から30日までの間、カリフォルニア州で開催されました「日米カウンシル知事会議」に県内企業とともに参加いたしました。

会議では、日系アメリカ人を対象に、本県の新産業クラスター等の経済施策の取組とお茶やお酒をPRしたほか、ビジネスセミナーや交流会などを通じて、県内企業と現地企業との関係づくりを行いました。今後も、こうした取組を通じて、経済交流の拡大を図ってまいります。