(2)地域資源のブランド化

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ページID1058056  更新日 2023年12月1日

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令和5年12月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】(2)地域資源のブランド化

次に、地域資源のブランド化についてであります。

日本酒につきましては、昨日、酒類では県内で初めて、「静岡の清酒」が、地域の知的財産として保護される「地理的表示(GI(ジーアイ))」の指定を国から受けました。本県は、酒造りに適した豊富な水や米、歴史と風土を有することに加え、工業技術研究所等が開発した静岡酵母を活かして特色ある銘柄づくりが広がり、国内有数の吟醸王国と称されており、こうした産地としての特性が評価されたものであります。令和元年に国との協議を開始し、関係者の御努力により、ようやく指定が実現いたしました。

今後、本県の日本酒が信頼できる地域ブランドとして認知されることから、県内酒蔵による海外の展示会への出展など、海外展開を積極的に支援し、県産日本酒の輸出促進と販路拡大に、積極的に取り組んでまいります。また、静岡県酒造協同組合が新たに作成するGI(ジーアイ)を表示したロゴマークや、PR動画などにより、国内外への魅力発信と知名度向上に、より一層取り組んでまいります。

地域の特色ある食文化につきましては、10月26日、「富士山麓・伊豆半島地域」が、食の魅力や農山漁村の風景を活かして訪日外国人を誘客する「SAVOR(セイバー) JAPAN(ジャパン)(農泊 食文化海外発信地域)」に国から認定されました。世界文化遺産富士山や世界ジオパークの伊豆半島を有し、豊かな大地と清らかな水に育まれたわさびやキンメダイ、馬鈴薯などの多彩な食材を使った郷土料理のほか、美しい景観や地域の伝統などを体感できる点が評価されたものであります。

本県では、「浜松・浜名湖地域」と「大井川地域」に次ぐ認定となり、西部・中部・東部と、本県全域の食と食文化の素晴らしさが認められました。

県といたしましても、各地域の取組としっかりと連携し、「SAVOR(セイバー) JAPAN(ジャパン)」ブランドを活かして、世界に向けた地域資源と食の魅力の発信を加速させてまいります。