“水難事故防止強化月間中!命を守って楽しむ水辺/県民だより2022年7月号

海や川でのレジャーが楽しいこの季節。「泳ぐことが得意」「慣れている場所だから子どもも大丈夫」「昨夜は豪雨でも今は晴れているから…」。その過信が悲劇を生みます!
水難事故に遭わないよう、細心の注意を払いましょう。
昨年は水難事故発生件数が全国ワースト
海での発生率が全体の9割!
| 区分 | 発生件数[件] | 事故[人] | 死者・行方不明[人] | 
|---|---|---|---|
| 県全体 | 35 | 46 | 12 | 
| 区分 | 発生件数[件] | 事故[人] | 死者・行方不明[人] | 
|---|---|---|---|
| 海 | 32 | 39 | 12 | 
| 河川 | 2 | 6 | 0 | 
| 湖沼・その他 | 1 | 1 | 0 | 
事故は海で発生することが多く、全体のうち約半数が県外からの観光客、残りの半数が県民となっています。海や川などの自然に恵まれた静岡県だからこそ起こってしまう水難事故。その危険性を認識し、みんなで事故を予防しましょう!
なぜ溺れてしまうの?
水に浮くのは体の2%だけ

- 空気を吸った状態でも2%しか水面に出ない(呼吸ができない)
 - 上半身に肺、下半身にはたくさんの筋肉があるため垂直姿勢になる
 

手を振ったりもがいたり、手が水面上の2%を占めると頭が沈み溺れやすくなる
溺れそうになったら…

無理な動作をせず、背浮き(ラッコのポーズ)などの姿勢を取りましょう。また、大声を出すと肺の空気が減り、沈みやすくなります。決して水に逆らわず、落ち着いて救助を待ちましょう。
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ライフジャケットが命を守る

正しい着用で生存率が約2倍に向上することが分かっています。海岸での釣りなど海に入らない場合も着用すれば安心!
水の事故を減らすための約束

- 危険な場所に近づかない(ライフセーバーや監視員がいない場所など)
 - 飲酒後や体調不良時は水に入らない
 - 自分の体力や技術を過信しない
 - 子どもから目を離さない
 - 海水浴場やプールではルールを守る
 
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- 悪天候時や増水時は水場に近づかない
 - 海釣りやボート乗船時はライフジャケットを着用
 - 開設されていない海水浴場では遊泳しない
 - 携帯電話を防水パックに入れて、連絡手段の確保
 
水の事故を目撃したら…
- 大きな声で周りに助けを求める
 - 救助機関に連絡する(川・池・海辺は119番 岸から離れた海岸は118番)
 - 溺れている人に浮き輪やペットボトルなど浮力のある物を投げ入れる
 
Water Safety Guide
海辺でのレジャー活動を安全に無事故で楽しむための総合情報サイト(海上保安庁)
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