世界文化遺産にふさわしい景観へ
~三保松原の景観改善の取り組み~
三保松原がある清水海岸の砂浜は、安倍川から供給される砂で維持されている“生きている砂浜"です。昭和30年代に安倍川で大量の砂利が採取されたことなどにより砂浜が消失し、高波による被害が相次いだことから、県は消波堤を設置するなど、対策に取り組んできました。
こうした中、平成25年の富士山世界文化遺産登録の際にイコモス(国際記念物遺跡会議)から、消波堤の存在が美しさの観点から望ましくないと指摘されました。
そこで県は、目指すべき海岸の姿を検討し、景観改善の方針をまとめました。現在は、「三保松原景観改善技術フォローアップ会議」の助言を得ながら、景観改善と海岸防護の両立に取り組んでいます。
目指すべき海岸の姿
背後地の防護と芸術の源泉にふさわしい景観の両立
段階的に進めている景観改善
羽衣の松付近から富士山を望む際に見える消波堤のブロックを、段階的に撤去しました。
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これはとてもチャレンジングな取り組みです。海岸を防護しながら、景観を改善するために消波堤を撤去していった事例は世界的にもあまりありません。ぜひ、静岡県から世界へ発信してほしい取り組みです!
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三保松原景観改善技術フォローアップ会議
佐藤 愼司座長(高知工科大学 教授)
景観改善の取り組みについて
三保松原の景観改善に取り組んで10年の節目を契機に、以下のイベントを開催します!
三保松原の景観改善10周年記念シンポジウム
三保松原の景観をまちづくりにどう活かすか?
日時2月24日(土曜日) 13時30分~16時 定員500人(先着順)
場所清水テルサ(静岡市清水区) テルサホール
内容基調講演 パネルディスカッション●入場料無料、要申込
サンドバイパス大作戦 in 三保
安倍川上流域の土砂を三保松原へ運ぼう!
日時2月17日(土曜日) 8時~14時(雨天中止)
場所(1)三保松原鎌ヶ崎付近の砂浜(土置き)、(2)梅ヶ島温泉付近の河原(土取り)
※みほしるべに集合、梅ヶ島までマイクロバスで移動します
内容静岡市内在住の小学生とその保護者計30人(先着順)●参加費無料、要申込
詳細・申し込みは
問い合わせ/県河川企画課 TEL/054(221)2458 FAX/054(221)3380
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