令和6年能登半島地震/私たちがこれから備えるべきこと

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ページID1060575  更新日 2024年2月29日

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令和6年能登半島地震は、新年早々、私たちに阪神・淡路大震災や東日本大震災など過去の大震災の記憶をよみがえらせる大きな衝撃を与えました。
静岡県では、南海トラフや相模トラフを震源とする大地震の可能性が長年指摘されていますが、地震や津波、土砂災害は、ある日突然襲ってきます。霊峰富士を望む温暖な静岡県に、これからも安心して住み続けるために、わたしたちはどのようなことに注意していけばよいのでしょうか。
「防災」とは、災害による被害を最小限にするために事前に準備すること、「備えあれば憂いなし」です。発災当初は、広い地域で混乱するため、行政の支援は行き届きません。
「自助」(自分の命は自分で守る)、「共助」(皆で助け合う)がとても大切なのです。

令和6年能登半島地震
令和6年元日の16時10分に発生した能登半島地震では、最大震度7の激しい揺れで多くの家屋が倒壊、数分後に津波が沿岸部に到達、公共インフラも大きく損壊し、輪島市では大規模な火災が発生しました。
240人を超える方が犠牲となり、約1300人が負傷、10万棟を超える建物被害もあり、いまだに自宅に戻れず避難生活をされている方も数多くおられます。(2月20日現在)
また、半島地域での地理的要因が影響し、限られた道路網が寸断し、多くの孤立集落が発生、初動の救出救助や被災者支援、電気・水道・通信などライフラインの復旧に時間がかかるなど困難な状況となりました。
さらに、高齢化率の高い地域で、厳冬期の長期におよぶ避難生活は、被災者の健康を脅かしています。

▲隆起し使えなくなった黒島漁港(輪島市門前町)

◆発生日時・場所・規模/令和6年1月1日16時10分・石川県能登地方・マグニチュード7.6
◆各地の震度/[震度7]輪島市、志賀町  [震度6強]七尾市、珠洲市、穴水町、能登町
◆被害(2月20日現在)/死者241人、重軽傷者1282人


私たちがこれから備えるべきこと
項目
対応
避難行動の確認
  1. 自分の避難行動を示した「わたしの避難計画」を作成
  2. 防災訓練などで、津波避難タワーや裏山などへの実際の避難経路や所要時間などを確認
住宅の安全対策
  1. 自宅の耐震性能の確認→昭和56年以前に建てた木造住宅は耐震診断、耐震補強または防災ベッドなどの導入
  2. 家具・家電などの転倒防止
火災予防対策
  1. 消火器の準備、感震ブレーカー(揺れると自動で電気を遮断する装置)の取り付け
  2. 発災後に火元を確認し、電気のブレーカーを切る
家庭内備蓄
  1. 7日分以上の飲料水、食料と災害用のトイレをセットで備蓄
  2. 医薬品やバッテリーなどの必要な物資の確保
[記事に関する問い合わせ] 県危機情報課 TEL/054(221)3366 FAX/054(221)3252

このページに関するお問い合わせ

知事直轄組織知事戦略局広聴広報課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2231
ファクス番号:054-254-4032
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