地下水調査

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ページID1018041  更新日 2024年4月9日

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地下水障害の現状を把握し、地下水障害の防止と地下水の保全を図る指標とするため、地下水の水位と塩水化の状況を継続的に調査しています。

地下水位観測調査

写真:地下水観測井
地下水位観測井

定期的に地下水位を観測し、その変動状況を調査しています。

令和4年は、県内145箇所で調査を行いました。

各地域の地下水位は、横ばいから上昇傾向です。

塩水化調査

地下水の塩化物イオン濃度を計測して、塩水化の状況を調査しています。

令和4年は、県内の海岸部近くの288箇所で調査しました。

昭和53年(現条例施行時)には、塩水化が認められた地点は107箇所ありましたが、令和4年には26箇所に減少し、全体的に回復傾向にあります。しかし、令和4年時点でも塩化物イオン濃度が1000mg/lを超えている地点もあり、依然として塩水化は解消されていません。

令和4年調査

条例指定地域

調査箇所

調査箇所数

塩水化観測数
(200mg/l超)

塩水化観測数
(1000mg/l超)

岳南

69

4

2

静清

37

2

1

大井川

36

0

0

中遠

34

8

1

西遠

54

6

1

230

20

5

自主規制地域

調査箇所

調査箇所数

塩水化観測数
(200mg/l超)

塩水化観測数
(1000mg/l超)

黄瀬川

13

0

0

浜名湖西岸

26

4

1

39

4

1

その他

調査箇所

調査箇所数

塩水化観測数
(200mg/l超)

塩水化観測数
(1000mg/l超)

小笠

14

0

0

舞阪・雄踏

5

2

1

19

2

1

合計

調査箇所数

塩水化観測数
(200mg/l超)

塩水化観測数
(1000mg/l超)

288

26

7

地下水の塩水化…海岸に近い地域で、地下水に海水が浸入する現象を言います。塩化物イオン濃度200mg/lを超える値を塩水化としています。 

地盤沈下調査

本県の地盤沈下調査は、地下水利用が活発で、地盤に収縮する恐れのある粘土層を有する下記6地域において実施しています。

地盤沈下調査結果

地域

関係市町

前回調査年次

前回最大沈下量

沼津、三島

沼津市、三島市、清水町、函南町、伊豆の国市、伊豆市

令和4年度

3.1mm/年

岳南

富士市、沼津市

令和4年度

4.3mm/年

静清

静岡市

令和元年度

1.0mm/年

大井川

藤枝市、焼津市

令和3年度

2.0mm/年

中遠

磐田市、袋井市

令和2年度

2.0mm/年

西遠

浜松市

平成28年度

0.9mm/年

沼津、三島地域は、田方地域と黄瀬川地域の一部、狩野川沿いの地域

これらの地域に水準点を設置(昭和54年度~56年度)して以降、3~8年ごとに一級水準測量を実施しています。環境省の公表基準である年間20mmを超える沈下は、県内ではこれまで一度だけ観測されています。(平成3年度:旧韮山町北部、年間21.1mm)

また、令和2年度からは人工衛星画像解析による調査を導入し、広範囲の地盤沈下状況の把握が可能となりました。

湧水量調査

写真:湧水量調査
湧水量調査の様子

湧水は地下水が地表に湧き出たものですから、湧水の保全のためには、地下水の適切な管理が必要です。
そのため、主な水源を富士山周辺の湧水に依存している県東部地域については、昭和30年代から湧水量調査を継続して実施しています。
平成14年度からは、県中西部地域においても、特に生活用水を湧水に頼っている中山間地域を中心に湧水量調査を行っています。


棒グラフ:富士山周辺の湧水量の推移

柿田川、湧玉池、白糸の滝に代表される富士山周辺の湧水量の推移は右のグラフのとおりです。

地下水調査報告書

令和4年版

1.利用者のために
2.観測調査地点一覧
3.地下水位、塩水化調査
4.湧水量調査
5.地盤沈下調査
6.地下水賦存量調査

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このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部環境局水資源課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2289
ファクス番号:054-221-3278
mizu_shigen@pref.shizuoka.lg.jp