沼川(高橋川)流域豪雨災害対策アクションプラン

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ページID1042598  更新日 2023年3月14日

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一級河川沼川、高橋川流域に位置する青野地区では、これまで昭和49年、昭和51年の豪雨災害を始め、平成10、14、16、19年に台風等の襲来により浸水被害が多発しています。

このため、静岡県及び沼津市の各関係機関で構成する「沼川・高橋川流域総合的雨水排水対策協議会」を設立し、検討を重ね、「沼川(高橋川)流域豪雨災害対策アクションプラン」を作成しました。

アクションプランとは

「沼川(高橋川)流域豪雨災害対策アクションプラン」は、床上浸水が常態化している高橋川流域を対象とし、概ね10年を目処に、流域の浸水被害を解消するため、各々が取り組むべき具体的な行動を示した共通の作戦書です。

なお、このアクションプランで行う対策は、床上浸水被害を軽減させるための緊急的な対策です。このため、想定した規模以上の豪雨に対しては、今後も浸水被害の発生が予想されます

被害を少しでも減らすためには、流域内外の住民の方々の共通の理解と協力が必要です。

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高橋川流域の特徴

沼川、高橋川流域は、愛鷹南麓の急斜面を下り、すぐに山麓に広がる低地帯に至るため、雨水が短時間で低地帯に到達します。特に、高橋川流域・青野地区は、窪地状の低地帯であり、降雨による雨水が集まりやすい地形です。

元来、この地域は水田・湿地帯が一面に広がり、雨水を一時的に滞留させておくことが可能でしたが、近年の市街化の進展により、滞留機能は徐々に減少しつつあります。

イラスト:高橋川流域の特徴

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高橋川流域・青野地区の浸水被害

高橋川流域・青野地区では、これまで昭和49年の七夕洪水をはじめ、平成14、15、16、19年に台風等の襲来により浸水被害が多発しています。

平成19年7月の台風4号は、沼川流域全域で300ミリメートル程度の総雨量を記録し、青野地区では、床上浸水16戸、床下浸水23戸の浸水被害が発生しました。

平成19年7月台風4号による浸水被害の状況

写真:青野地区の浸水状況
青野地区の浸水状況
写真:高橋川の越水
高橋川の越水

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浸水被害の要因

高橋川の水が堤防を越えて流れ出ました

イラスト:浸水被害1

高橋川には、堤防の低い区間があり、平成19年7月洪水では、洪水時に川の水が堤防を越えて流れ出ました。

高橋川へ水を排出することが困難です

イラスト:浸水被害2

池田川をはじめ八石排水路、青野排水路等は、排水機場を通じて高橋川へ流しています。

高橋川の水位が高いため、現段階ではポンプを大きくできません。そのため、青野地区に集まってくる雨水の量に対して、排出できる量が少なく、排水路の水が青野地区や原ニュータウンへとあふれ出し、浸水被害が発生します。

低いところに水が集まってきます

写真:浸水被害3

青野地区の地盤高は、周囲より低く、山に降った雨が集まりやすい地形になっています。
このように地盤が低い青野地区に向かって、多くの排水路が集中して流れ込んできます。
そのため、多くの排水路が流れ込む八石排水路があふれて浸水被害が発生します。

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アクションプランの基本方針

対象区域
アクションプランの対象区域は、高橋川流域の青野地区とします。
対象期間
アクションプランの対象とする期間は、概ね10年間とします。
目標
平成19年7月洪水と同程度の降雨に対して、ハード整備とソフト対策を組み合わせた総合的な治水対策を進め、概ね5年間で床上浸水を3割軽減、10年間で概ね解消することを目標とします。
主な対策
浸水被害の軽減のために、アクションプランでは、「洪水処理施設の整備」、「流出抑制対策」及び「浸水被害軽減対策(ソフト対策)」の3つの基本的な施策を実施します。
アクションプランでは、短期的に一定の効果を見出すために「高橋川の水位低下対策」、「排水系統の見直し」、「雨水調整池等の整備」、「山地の保全による流出増の防止」、「開発に対する規制・誘導」、「警戒・避難体制の強化」の対策を実施していきます。

イラスト:アクションプランにおける主な対策

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アクションプランの対策

写真:対策図

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アクションプラン本文

こちらからアクションプランの本文が閲覧できます。

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豪雨災害に備えて

天気予報などでよく耳にする「1時間に○○ミリメートルの雨」の目安は、下に示すような雨の強さと降り方になりますので、天気予報や防災情報を見聞きするときの参考にして下さい。(出典:気象庁)

大雨や長雨で危険と思ったら、早めに避難しましょう

1時間に10~20ミリメートル 「やや強い雨」

イラスト:やや強い雨
ザーザーと降る

1時間に20~30ミリメートル 「強い雨」

イラスト:強い雨
どしゃ降り

1時間に30~50ミリメートル 「激しい雨」

イラスト:激しい雨
バケツをひっくり返したように降る

1時間に50~80ミリメートル 「非常に激しい雨」

イラスト:非常に激しい雨
滝のように降る

1時間に80ミリメートル以上 「猛烈な雨」

イラスト:猛烈な雨
息苦しくなるような圧迫感・恐怖を感じる

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防災情報について

雨量や水位の情報(サイポスレーダー)

各地点の河川情報や気象情報などをリアルタイムに確認することができます。詳しい情報は、こちらから確認できます。

パソコンからのアクセスはこちら

サイポスレーダー(静岡県)

携帯電話からのアクセスはこちらhttp://sipos.shizuoka2.jp/m/
(下のQRコードを携帯電話で読み取ってください)

今沢橋(沼川)

二次元コード:今沢橋(沼川)

三合橋(高橋川)

二次元コード:三合橋(高橋川)

ハザードマップ

ハザードマップの作成を推進するとともに、防災情報の普及に働きかけていきます。

イラスト:富士市のハザードマップイメージ

イラスト:沼津市のハザードマップイメージ

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進捗状況

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ご意見・ご質問

ご意見・ご質問は、下記の担当機関までお寄せください。機関名をクリックすると、各機関のホームページが開きます。

沼津土木事務所企画検査課

  • 〒410-0055静岡県沼津市高島本町1-3
  • 電話:055-920-2211
  • ファクス:055-922-6684
  • Eメール:numado-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp

沼津市建設部河川課

  • 〒410-8601静岡県沼津市御幸町16番1号
  • 電話:055-934-4785
  • ファクス:055-934-6688
  • Eメール:kasen@city.numazu.shizuoka.lg.jp

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このページに関するお問い合わせ

沼津土木事務所
〒410-8543 沼津市高島本町1番3号東部総合庁舎6階・8階
電話番号:055-920-2202
ファクス番号:055-922-6684
numado-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp