最優秀賞（県知事賞）地域住民と守る郷愁の風景「大井川鐵道田野口駅 」

【部門】しずおかふるさと部門

【場所】川根本町

【施主】大井川鐵道株式会社

【施工者】有限会社松本工務店（修復）

【完成日】平成18年3月5日（修復）

特徴

昭和6年開業の山間の静かな駅である。昭和45年の駅無人化にともない切符売場は封鎖され、駅事務室は倉庫として利用されていた。この駅舎は昭和30年代をイメージして修復及び修景づくりが行われ、映画やドラマのロケ地としても活用されている。木造の駅舎内には切符売場が復元され、ホームに立つ木製の駅名板は手書きのものに変えられている。休日には、昭和の懐かしい雰囲気を求めて訪れる人々が数多く見受けられる。また、地域の住民が清掃や花壇の花の手入れを行うなど、地元の協力によって駅は守られている。駅舎はとてもきれいに管理され、丹精こめて育てられた季節の花々が人々の目を楽しませている。

データ

施設内容：駅舎、木製ベンチ、手書駅名板他
地区面積：4,000平方メートル
建築面積：70平方メートル