捨石式構造物における布製型枠を用いた補修工法
- 登録番号
- 1825
- 評価結果
- レベル1
- 区分
- 工法
- 分野
- 港湾 維持補修工
- 新技術名称
- 捨石式構造物における布製型枠を用いた補修工法
- 副題
経済性・安全性の追究
- 従来技術名称
- 被覆石の再設置による補修
- 問い合わせ先
株式会社 アークス
053-443-9370
- 概要
1)何について何をする技術なのか?
捨石式構造物(護岸及び防波堤)では、波浪等により,被覆石の抜出しが散見される.本工法では,抜出た箇所に袋状の布製型枠を設置し,コンクリートを充填し,既存の捨石・被覆石とかみ合わせを持たせ,抜出しを抑制する工法である.この場合,被覆石を使用することがないため,陸続きの現場においては,陸上作業が可能となることから経済性に優れる.また,打設した布製型枠の表面部にはアンカー付石材を取付けることで、景観に配慮した構造とすることも可能である.
2)従来はどのような技術で対応していたか?
一般的に,船舶を用いた海上施工により,抜出た箇所に被覆石を投入している.この場合,既設の捨石・被覆石との噛み合わせがないため,高波浪が来襲した場合,再度抜出すことが考えられる.
3)公共工事のどこに適用できるか?
海岸,漁港及び港湾における,捨石式構造物(護岸及び防波堤)の被覆石の補修工事- 活用に当たっての留意事項
(設計上の留意点)
- 布製型枠の表面に,景観に配慮したアンカー付石材を設置する場合,石材に作用する波圧・揚圧力を考慮し,アンカーの径及び埋込長を算定する.
(施工上・使用上の留意点)
- 布製型枠の敷設及びコンクリート注入時、既設の捨石・被覆石と確実に噛み合わせるように,人力で押込むように施工する.
- 適用可能な箇所
- コンクリートポンプ車により,コンクリートの配送ができる箇所であれば施工可能である。
- 新技術概要説明資料
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このページに関するお問い合わせ
静岡県建設技術監理センター
〒421-0122 静岡市駿河区用宗1丁目10-1
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