日本語学校における「やさしい日本語」を使用した防犯・交通安全教室
日本語学校における防犯・交通安全教室
富士警察署では、夏休み(長期休み)に入る前の、令和6年7月19日に、来日して間もない日本語学校の外国人学生を対象に、「やさしい日本語」による防犯・交通安全教室を行いました。
「やさしい日本語」とは
「やさしい日本語」とは、普段使われている言葉を、外国人にも分かるように配慮した簡単な日本語のことです。日常的な場面や身近な話題で使われる日本語を「ある程度」理解できる人が使うレベルです。1995年の阪神・淡路大震災で、日本にいた多くの外国人が、日本語を十分に理解できず、必要な情報を得られないがために適切な行動を取ることができず、被害を受けました。そこで、災害発生時に、日本語が不慣れな外国人に、素早く的確に情報を伝えることを目的に考案されたのが「やさしい日本語」です。考案当初は、災害時の情報伝達手段として使われていましたが、現在では、自治体や外国人支援団体で、生活情報や観光情報などを伝える手段としても使われるようになりました。
静岡県多文化共生課「やさしい日本語」の手引きより引用
防犯・交通安全教室の結果
今回は、富士市内の日本語学校の外国人学生39人に対して
- 自転車盗難やひったくりの防犯対策
- 事件事故に遭った際の110番通報について(チラシ配布)
- 地震や津波被害から自身を守る災害対策について(チラシ配布)
- 交通事故に遭った際の対応及び自転車ヘルメット着用について
を行い、トラブルや緊急時に日本で当たり前のように行われていることなのだけれども外国ではあまり知られていないことについて講義をしました。
今回の講義の様子をビデオに収録し、当日聴講できなかった学生も含め、約110人いる在校生全員に対して行いました。
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富士警察署
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