静岡県における協同農業普及事業

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ページID1027019  更新日 2023年3月28日

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  • 静岡県は、農業改良助長法に基づき、国と県の協同事業として、静岡県食と農の基本計画の目標を達成するために、協同農業普及事業を行っています。
  • 県内の7農林事務所に110人(令和4年4月1日現在)の普及指導員等を配置しています。
  • 各農林事務所では、農林事務所ビジョン推進戦略(普及指導計画)に基づき、ビジョン推進戦略目標達成のため、ビジネス経営体等の担い手の育成、産地構造改革に向けた取組の強化を重点に、普及指導活動を実施しています。

普及活動事例

1.令和3年度事例(最新事例は「普及活動の評価」に掲載)

2.過去の事例

普及指導活動の評価

1.目的

協同農業普及事業に基づく普及指導活動を、幅広い観点から第三者による客観的な評価を受け、評価結果を新たな普及指導活動に反映させるため、平成14年度から評価委員会を設置している。
平成17年度までは農林事務所単位で実施したが、平成18年度から県庁が主体となり実施している。

2.令和4年度の評価委員会

農林事務所長が所内評価を踏まえてとりまとめた普及指導活動の成果に対し、学識経験者や異業種分野等から選定した普及指導活動評価委員による評価委員会を開催し、評価結果を次年度の普及指導計画に反映させている。

(1)実施方法

  • ア 現地調査(評価委員が対象農家等からのヒアリングを実施)
  • イ 成果発表及び質疑

(2)開催日・場所

  • ア 1月 各農林事務所の現地
  • イ 令和5年2月16日(木曜日)静岡中央ビル5階大会議室

(3)委員

氏名 所属等
加茂 侑美 静岡県青年農業士、ゆめみらい塾
小林 昭子 静岡県消費者団体連盟 会長
鈴木 俊夫 SBS番組制作プロデューサー
高橋 和晃 静岡県農業法人協会 副会長
峰野 博史 静岡大学 学術院 情報学領域 教授
宮口 巧 株式会社イワサキ経営 マーケティングアドバイザー
山本 義明 静岡県農業経営士協会 会長

(4)評価内容

賀茂農林事務所

【評価内容】

  • 現状をしっかり捉えて計画を立て、生産者・JA・農林・市町が連携をとって実践することで成果を上げている。
  • 新規就農者の確保については、地域農業の大きな課題。これについて具体的な取組みをしている事は、効果が期待できると考えます。
  • 年度目標や達成状況に関して、対象とする生産者数に対する活動状況の割合や、どの時期にどのようなことを実施するのかという定量的な記載を意識されると活動状況のアピールや効果検証に有効と思います。
東部農林事務所

【評価内容】

  • 細かく具体案と改善案があり実行している様子もあった。親元就農と新規就農希望者への支援もあり充実していると思った。
  • プレゼンテーションが上手で内容が伝わってきた。写真や動画などを使い、説得力を増して欲しい。
  • 対象とする樹園地の区画整理や農地貸借システムの構築は中長期的な活動が重要と思いますので大変な作業と思いますが、継続したブレない活動を推進し、生産者との連携体制構築や就農促進への好循環に繋げていってください。
富士農林事務所

【評価内容】

  • たい肥のペレット化にはコストや時間が掛かると思いますが、諦めずに取組んでもらいたい。
  • 持続可能農業、みどりの食料戦略、グリーントランスフォーメーション(GX)と、非常に注目度の高い取り組みなので、より具体的な目標設定や仮説検証によって、課題解決を目指してほしい。
  • 畜産・茶農家とも最大限の努力をされているので、この事業が更に進むよう行政の更なる支援が必要です。
中部農林事務所

【評価内容】

  • 地道な経営改善やポジショニングマップ作成の機会の提供などすぐにとりかかりやすく、効果の出やすい活動だったと思う。共同茶工場と紅茶開発についてもう少し詳細な背景その改善がどのくらいの実質的な利益につながったのか詳細が知りたかった。
  • 山のお茶を助ける大きな力になる。発表の場を多く作りたい。
  • 県茶研センタとも連携し、旨味や渋み等を定量的に表現できれば他品種と相対比較がしやすくなりそうです。引き続きブランディング支援や販売支援といった好循環を回していってください。
志太榛原農林事務所

【評価内容】

  • 各種講座開催の効果は受講生の収量増からも確認でき、有効な普及支援活動を実施できていると感じる。引き続き活動を先導して進め、様々な規模の地域事業者とも上手に連携しながら求心力を担っていってください。
  • 新規参入者への継続的な支援が出来ています。雇用の問題も無いという事なので、更なる発展を期待します。
  • 熟練の生産者がスマート農業を取り入れると更に比較実験のデータが正確に取れ、生産量が確実にあがると思う。
中遠農林事務所

【評価内容】

  • 露地野菜の難しい問題点を新技術で解決しようとしているので素晴らしいと思いました。費用対効果のところでは若干、不安なところがあります。次年度以降の結果をみて改善して下さい。
  • 今回の実証実験結果も踏まえ各スマート農機導入の課題整理を進め、得られた知見やノウハウを今後の普及支援活動に反映させていっていただき、地域社会の求心力を担っていってください。
  • 課題が明確で、非常にわかり易い。出来れば、課題解決の延長線上にどの様な可能性があるかというビジョンも明確にしてほしい。
西部農林事務所

【評価内容】

  • 新規就農者が営農継続しやすいように支援強化と、工場の規模拡大の前に工場の稼働効率などを見直しつつ、次の工場へ予算や計画を慎重に検討してほしい。
  • てん茶の品質改善と生産拡大、有機茶の生産拡大のための普及支援活動を通じ、せん枝時期の調整や生育期の分散方法、周年経営形態、販路開拓支援といった効果的な活動を進めている。
  • やっていることは間違いないので急いでやってほしい。

3.令和5年度の評価委員会(予定)

  1. 開催時期:令和6年3月予定
  2. 委員:未定(協同農業普及事業の運営に関する指針に基づき選出予定)
  3. 評価対象課題:26の普及指導計画の中から選定

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このページに関するお問い合わせ

経済産業部農業局農業戦略課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2669
ファクス番号:054-221-2839
nougyousen@pref.shizuoka.lg.jp